タデ科ミズヒキ属ミズヒキ,学名:Antenoron filiforme,かのんの樹木図鑑
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ミズヒキ

タデ科 ミズヒキ属                         多年草
学名 : Antenoron filiforme
(水引) 別名/−−
花 期  8〜10月
分 布 日本全土
生育地 林縁(半日陰)
参考図書
1) 林弥栄監修,野に咲く花,山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉,1989年,P369
2008.9.7 岡山県美咲町
葉は対生
(たいせい)。基部はくさび形,先端は鈍くとがる。
表面には,短毛が密生しており,ビロード状の手触り,裏面は脈上に毛が並ぶ。
縁はほぼ全縁
(ぜんえん)。この葉にはV字形の黒斑がない。
2011.10.2 岡山県真庭市勝山「城山」
花弁と萼片(がくへん)の区別はなく,花被片(かひへん)が4個ある。上側の3個は赤く,下側の1個は白いという記述をよく目にするが,上の写真を見る限り,それほど明確に色分けされているわけでもなさそうだ。
雄しべは5個,柱頭は2裂する。
2008.9.7 岡山県美咲町 2008.9.7 岡山県美咲町
タデ科によく見られる黒斑がみられる葉もある。 花期の後も,花被片(かひへん)はそう果を包み,その間も紅色を失わない。
2009.10.17 岡山県美咲町
●備 考●
  1. 長い花茎(かけい)に,まばらについた花は,上から見ると赤く,下から見ると白く,これを「水引」に見立てたと言われる。 
     
  2. タデ科の植物は,日当たりの良い場所を好むものが多いが,本種はやや日陰地を好む。
     
  3. キンミズヒキは,本種と似た花の付き方をしていることから“ミズヒキ”の名を有するが,バラ科。タデ科である本種とは分類上は,遠い間柄。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

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