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観察ポイントA 葉のぎざぎざ


◆葉のふちに,ぎざぎざのないものと,ぎざぎざがあるものがあります。
ぎざぎざのないものを「全縁(ぜんえん)」,ぎざぎざのあるものを「鋸歯(きょし)がある」といいます。
全縁(ぜんえん) 鋸歯(きょし)がある
カゴノキ(クスノキ科) ウラジロノキ(バラ科)
 
◆鋸歯(きょし)も,形のちがいにより,分けられます。
単鋸歯(たんきょし) 重鋸歯(じゅうきょし)
同じようなぎざぎざがつづきます。 大きなぎざぎざの中に小さなぎざぎざがあります。
ウワミズザクラ(バラ科) オオバヤシャブシ(カバノキ科)
 
波じょうの鋸歯(きょし) 針状(はりじょう)の鋸歯(きょし)
ぎざぎざというよりは,なみなみでしょうか。 針(はり)のようにとがった鋸歯(きょし)です。
ナラガシワ(ブナ科) ク  リ(ブナ科)
 
ほかにも,いろいろありますが,中間的な特ちょうをもつ場合もあり,どちらとも言えない場合もよくあります。いずれにしても,鋸歯の様子は,木の名前を調べる際,大きなヒントになるのでしっかり観察することが大切です。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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