小学生のための…

葉の観察B たん葉とふく葉


1.複葉(ふくよう)とは? 単葉(たんよう)とは?
葉全体が,1枚の葉身からできている葉。(シラカシ)
葉身が2枚以上の部分からなる葉。
▼掌状複葉(しょうじょうふくよう) ▼羽状複葉(うじょうふくよう)
 手のひらのように葉がつく。  鳥の羽のように葉がつく。
▼三出複葉(さんしゅつふくよう) ▼鳥足状複葉(とりあしじょうふくよう)
  3枚の小葉(しょうよう)がつく。 最後の小葉(しょうよう)が,その前の小葉の葉柄(ようへい)からでる。
2.複葉(ふくよう)を別の視点で分ける。
「きすううじょうふくよう」とよみます。小葉(しょうよう)の数が奇数(きすう)のものをいいます。 「ぐうすううじょうふくよう」とよみます。小葉(しょうよう)の数が偶数(ぐうすう)のものをいいます。
▲クサイチゴ(バラ科) ▲ランシンボク(カイノキ)(ウルシ科)
小葉(しょうよう)は,左右同じようにつくことが多く,きほん的には,先たんの1まいがあるのが奇数で,ないのが偶数ということになります。
 
羽状複葉(うじょうふくよう)の形を,2回くりかえしたタイプ。 羽状複葉(うじょうふくよう)の形を,3回くりかえしたタイプ。
▲ネムノキ(マメ科) ▲ナンテン(メギ科)
上のような分け方を組合わせて,「2回偶数羽状複葉」とか「3回奇数羽状複葉」などという言い方もされます。むずかしいですが,ぜひ覚えておきたい用語です。
 
3.複葉(ふくよう)と単葉(たんよう)の見分け方
これはコマユミの葉。一見すると羽状複葉(うじょうふくよう)にも見えるが,実際は,単葉が枝にきれいに並んでいるだけである。見分けるポイントは,葉腋(ようえき)(赤い↑)に,芽があること。複葉では,小葉の葉腋に芽はない。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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