蜜腺(みつせん)

花には,蜜腺(みつせん)というものがあり,あまい「みつ」を出している。
では,なんのために,あまい「みつ」を出すのだろうか?
それは,花粉(かふん)を運ぶこん虫を引きつけるためである。
あまい「みつ」をすうために花にきたこんちゅうは,体中に花粉(かふん)をつけて,
また次の花へいくことで,花粉(かふん)が「おしべ」から「めしべ」に運ばれるというわけである。

ところが,樹木の中には,葉に蜜腺(みつせん)をもつものがある。
葉の蜜腺(みつせん)は何のためにあるのだろうか?
実は,これはまだよく分かっていないそうだ。
アリなどのこん虫を集めることで,わるい毛虫をおいはらうのではないか…ともいわれている。
▲ヤマナラシの蜜腺(みつせん)は,葉の表がわの葉柄(ようへい)とのつけねのあたりに2つある。
▲ウワミズザクラの蜜腺(みつせん)は,裏から見た方がよく見える。葉柄(ようへい)とのつけねよりも,やや左右にひらいたところに,それぞれ1つずつ,計2こある。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。

 


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