地 衣 類

地衣(ちい)類とは…
 藻類(そうるい)菌類(きんるい)が共生(きょうせい)しているもの。したがって,菌類(きんるい)のなかまであり,いわゆるコケ植物(せんたい類)とは,まったく分類が異なる。
 しかし,木の幹や,石の表面,土などに生えることから,コケ植物(せんたい類)とあわせて,いわゆる”コケ”と世間では呼ばれる。
 形態により,葉状(ようじょう)地衣,樹状(じゅじょう)地衣,痂状(かじょう)地衣に分けられる。

参考文献:全国農村教育協会 
「野外観察ハンドブック 行程のコケ 中村俊彦・古木達郎・原田浩共著」
 葉状地衣
ナンキンハゼにあった地衣類
H16.1.10 吉備高原
大きな岩に生えていた地衣類
ロウソクゴケ(ロウソクゴケ科)(?)

 ヨーロッパでは黄色のロウソクの染料として利用されたらしい。
 樹状地衣
ナンキンハゼにあった地衣類
H16.1.10 吉備高原
H16.2.15 吉備高原 野原にて
コナアカミゴケ(コアカミゴケ)(?)コケと名が付いているが,コケの仲間ではなく,地衣類に含まれる。
 痂状(かじょう)地衣 ※痂とは,かさぶたを意味する語
ケヤキにあった地衣類
こういうのはモジゴケ属の可能性が高いということだ。
H16.1.10 吉備高原
ハナミズキにあった地衣類
H16.1.10 吉備高原
ソヨゴの樹皮(じゅひ)に生えていた地衣類(?)
周辺数本のソヨゴに同様に生えていた。
05/01/29 岡山県吉備中央町円城地区

(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。


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