田んぼの生き物観察会

平成16年10月24日(日)
岡山県佐伯町「自然保護センター」

今回のフィールドは刈り入れ後の水田と,その脇の小さな用水路。大人から子どもまでどろんこになって,冷たい水も何のその!生き物の観察を楽しみました。


 ◆今回捕れた生き物◆
 ●ドジョウ サワガニ
ドジョウ科
泥の中でたくさん捕れたが,小さいものが多かった。この写真は大物。
エビ目サワガニ科
清流を象徴するサワガニも今回は少ないながらも捕れた。
イモリ
(有尾目 イモリ科)

今回目をひいたのは,このイモリ。
おなかの赤い模様が美しい。
オスとメスは,しっぽの太さなどで区別できる。メスは先端まですらりと細く,オスはずんぐりとしている。
また,体色はオスの方が紫がかっているが,これは婚姻色ということなので季節が限定されるかもしれない。
左の写真はメス。
ウシガエル(食用蛙)
(カエル目 アカガエル科)
通常は,池などでよく見かけるウシガエルだが,田んぼの周辺で手のひらサイズの小さな個体を数匹見つけた。
オオコオイムシ ヨコエビのなかま
(カメムシ目 コオイムシ科)
田んぼの中の小さな水たまりにたくさんいた。
この時期には卵を背負っているオスはいなかった。
(ヨコエビ目 ヨコエビ科)
 オニヤンマ(幼虫)  シオカラトンボのなかま(幼虫)
毛深くて大きいのが特徴。流れのあるところを好む。 毛深く一見オニヤンマの若齢幼虫にも見えるが,すでに翅が大きく終齢幼虫に近いところから,シオカラトンボの仲間の幼虫と考えられる。
 ヤンマのなかま(幼虫)
ヤゴのことなら…
「ヤゴの世界」が大変お詳しいです。
オニヤンマやシオカラトンボの仲間とは明らかに体型が異なる。目つきが鋭く,どう猛な感じがする。
その他にも
 ・タイコウチ
 ・マツモムシ
 ・カワニナ
 などが見られました。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです。


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