ユキノシタ科スグリ属ヤブサンザシ,キヒヨドリジョウゴ,学名:Ribes fasciculatum,by.かのんの樹木図鑑
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ユキノシタ科 スグリ属】 学名:Ribes fasciculatum Siebold et Zucc.
 ヤブサンザシ
【 藪山査子 】   別名 / キヒヨドリジョウゴ 
 ●落葉低木(らくようていぼく)
 ●高さ:1m
 ●花期:4〜5月 (雌雄別株
(しゆうべっしゅ)
 ●果期:10〜11月
 ●分布:本州,四国,九州,沖縄
参考文献 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」P80
2007.1.16 岡山県吉備中央町
2006.4.9 岡山県吉備中央町円城
崖を覆う防護フェンスから顔を出していた。
2006.4.9 岡山県吉備中央町円城 2006.4.9 岡山県吉備中央町円城
図鑑で調べると雌雄別株とのこと。これは明確に雄しべ5個と2裂した柱頭が見えるがどちらなのだろう? 葉は掌状(しょうじょう)に,3〜5裂する。互生(ごせい)するが,この個体では束生(そくせい)しているのが目立った。
2006.4.9 岡山県吉備中央町円城 2008.5.5 岡山県美咲町
葉裏は光沢があるが,脈上には短い毛が密生している。 花期が終わり,子房が膨らんできている。秋には真っ赤に熟す。
2009.11.29 岡山県美咲町
2011.11.3 岡山県高梁市川上町
真っ赤に熟した果実。直径は7〜8oで,種子は黄褐色,長楕円形。
2012.12.9 岡山県高梁市川上町
雪中のヤブサンザシ。真っ赤に熟した果実がよく目立っていた。口に入れてみたがやはりあまり美味しくはない。12月上旬だというのに早くも展開している冬芽があった。

●備  考●
  1. 岡山県野生生物目録2003年度版によると,岡山県では中部を中心に北部,南部にも自生する。スグリ属では,ヤブサンザシとヤシャビシャク(Ribes ambiguum)のみが県内に分布し,ヤシャビシャクは危急種に指定されている。ヤブサンザシと区別が難しいとされるザリコミは県内には分布しない。
     
  2. 樹木観察4年目にして初めてこの樹に出会った。はじめ,何の樹なのか思い浮かばなかったが,花のつくりや葉の感じは「スグリ」のなかまの特徴をよく表しているように思う。(右写真は,ホームセンターで購入したフサスグリの花序)






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