ユキノシタ科イワガラミ属イワガラミ,学名:Schizophragma hydrangeoides,by.かのんの樹木図鑑
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ユキノシタ科イワガラミ属】 Schizophragma hydrangeoides Siebold et Zucc.
 イワガラミ
  
【 岩絡み 】   別名/ −−
 ●つる性落葉木本
 ●長さ:7〜10m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:9〜10月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社)P60
2008.6.23 岡山県吉備中央町「鳴滝森林公園」

葉は対生
(たいせい)。葉柄(ようへい)は長く赤味を帯びる。基部は心形,または切形,縁には尖った粗い鋸歯(きょし)が並ぶ。表面には褐色の毛が散生,裏面には短毛が密生し,特に脈上には多い。脈腋(みゃくえき)には毛叢がある。
葉を傷つけると,瓜のような臭いがする。

H17.6.21 岡山県「大平山」
枝先に散房花序(さんぼうかじょ)をつける。装飾花(そうしょくか)には萼片(がくへん)が1個ずつつくのが特徴。
H15.7.15 岡山県吉備高原
H15.7.15 岡山県吉備高原
枝から気根(きこん)を出して,岩や樹木などにへばりついて上を目指す。
H15.7.15 岡山県吉備高原 2005.4.8 岡山県「津黒高原」
津黒高原で初めてイワガラミの果実を見かけた。今まで吉備高原で見かけなかったのは私の観察不足のためだろうか…。
ドライフラワーのように上から垂れ下がっていた。
2005.4.8 岡山県「津黒高原」
まるで鳥かごのような裂開した果実。軽く振ると右写真のような種子がぽろぽろと出てきた。

● 備 考 ●
  1. イワガラミは岡山県では県下全域で自生しており,特に北部から中部に多く,吉備高原では普通に見られる。(参考:岡山県野生生物目録2003岡山)
     
  2. ツルアジサイ Hydrangea petiolaris は,北部で普通,中部では少なくなる。葉は非常によく似ているが,イワガラミの方が鋸歯(きょし)が粗い。

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