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 【ヤナギ科 ヤマナラシ属】  Populus sieboldii
  ヤマナラシ  
【 山鳴らし 】   別名 / ハコヤナギ
 ●落葉高木
 ●高さ:25m
 ●花期:3月 (雌雄異株)
 ●果期:5月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州 (日本固有)
参考文献:「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花」(山と渓谷社) P116 ※1

2006.12.25 岡山県吉備中央町
山肌に白い樹皮と、直立した樹形が美しく映える。吉備高原都市周辺でも時折見かける風景である。なぜかヤマナラシは数方が群生していることが多い。
2003.7.28 岡山県加茂川町竹部 2003.7.28 岡山県加茂川町竹部
葉は互生(ごせい)。葉柄(ようへい)は,きわだって長く、しなりながら葉を吊り下げる。
弱い風でも葉が揺れて,サワサワと音を立てる。
葉表の基部には,蜜腺(みつせん)がある。
葉柄は,左右から押しつぶしたように扁平である。
2003.7.28 岡山県加茂川町竹部 2003.7.28 岡山県加茂川町竹部
縁には波状の鋸歯(きょし)がある。 葉裏の様子。
2002 岡山県「長船美しい森」 2006.3.27 岡山県「大平山」
秋には黄葉が美しい。 雄花序。葉が展開する前に咲く。3月の中旬から目立ち始めた。紅紫色の葯が目立つ。
2006.3.29 岡山県加賀郡吉備中央町
雌花序。苞(ほう)は黒褐色で,深い切れ込みがあり,遠目にもよく目立つ。
苞の下に伸びる柱頭は不規則に裂けてとさか状になる。
2003.7.28 岡山県加茂川町竹部 2003.7.28 岡山県加茂川町竹部
短枝(たんし)が発達する。 新枝は緑灰褐色でなめらか。初めは白い毛が密生する。
2006.3.37 岡山県「大平山」
樹皮は灰色でなめらか。菱形の皮目が目立つことから,慣れれば,樹皮だけでも見分けが付く。
2003.11.22 岡山県吉備高原 2003.11.22 岡山県吉備高原
冬芽は10個以上の芽鱗(がりん)で包まれている。先端にあるのが頂芽(ちょうが)で,これはふつう葉芽(はめ・ようが)である。その周辺にあるのが,花芽(はなめ・かが)で,まだあまり発達していないように見える。 側芽(そくが)と葉痕(ようこん)

●見分けるポイント●

  1. 葉柄が長い。
     
  2. 葉柄が左右から押しつぶしたように扁平であり,葉の表面基部付近に,蜜腺(みつせん)がある。
●備  考●
  1. 和名の「ヤマナラシ」は,葉の形状が風にそよぎやすく,カサカサとよく葉音を鳴らすことに由来する。また,別名「ハコヤナギ」は,材で箱を作ったことに由来する。※1
     
  2. 岡山県内ほぼ全域に分布する。(岡山県野生生物目録2003年度版)吉備高原では,日当たりのよい山の斜面などで群生しているのを見かける。
     
  3. ヤナギ科は、ヤナギ亜科とヤマナラシ亜科に分類される。中国では、ヤナギ亜科の樹木を「柳」、ヤマナラシ亜科の樹木を「楊」として区別する。※1
     
  4. ヤマナラシ属には、ヤマナラシの他、ドロノキ、外来種のセイヨウハコヤナギが含まれる。ドロノキは、冷涼な気候を好み、主として北海道、本州中部地方以北、兵庫県北部に自生し、岡山県では見られない。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです


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