ヤナギ科ヤマナラシ属ポプラ,セイヨウハコヤナギ,学名:Populus nigra var.italica,カロリナポプラ,学名:Populus angulata,かのんの樹木図鑑
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【ヤナギ科 ヤマナラシ属】 セイヨウハコヤナギ:Populus nigra var.italica
カロリナポプラ:Populus angulata
 ポ プ ラ
  
【 英名:poplar 】 ※ポプラはヤナギ科ヤマナラシ属の総称
 ●落葉高木
 ●高さ:高いものでは30m
 ●花期:早春 ,雌雄異株
(しゆういしゅ)
 ●果期:春〜初夏
 ●分布:セイヨウハコヤナギ:ヨーロッパ原産
       カロリナポプラ:北アメリカ原産
参考文献
(1) 「葉で引く 四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社) P411

ポプラ(poplar)は,ヤナギ科ヤマナラシ属の樹木の総称である。一般的にはセイヨウハコヤナギ(Populus nigra var. italica)を指すが,カロリナポプラやそのほかの種も植栽される。
●カロリナポプラ(カロリナハコヤナギ)
  (英名:Carolina poplar,学名:Populus angulata)
H15.11.30 岡山市「池田動物園」
葉は互生(ごせい),葉身は三角形。葉縁には細かい鋸歯(きょし)がある。縦に扁平な葉柄(ようへい)は,ヤマナラシ属の特ちょう。

2003.11.30 岡山市「池田動物園」
2012.2.18 岡山市(植栽)
セイヨウハコヤナギに比べると枝が横方向に広がる。株元からひこばえを生じやすい。樹皮(じゅひ)は黒褐色。日本産のヤマナラシとよく似た,ひし形の割れ目があり,老木では縦の割れ目が目立つ。
H16.3.31 岡山市「池田動物園」
花粉を出し切る前に落ちた雄花序。赤いのが葯(やく)で中には花粉が入っている。踏まれたものからは,緑色がかった花粉がはみ出していた。
H16.3.31 岡山市「池田動物園」
こちらは,花粉を出し切って落ちた雄花序だと思われる。たくさん落ちていた。
はじめは,雌花序かとおもったが,雌雄別株であることからも雄花序で間違いないだろう。
H16.3.31 岡山市「池田動物園」 2012.2.18 岡山市(植栽)
苞葉(ほうよう)らしいものが地面にたくさん落ちていた。表面には,赤褐色の粘液状のものが付着してた。 冬芽。赤褐色の芽鱗(がりん)に覆われている。
●セイヨウハコヤナギ(英名:poplar,学名:Populus nigra var.italica)
2012.2.18 岡山市(植栽)
幹は直立し,枝は幹に沿うように立ち上がり,すっきりとした樹形となる。樹皮は黒褐色で,老木では深い割れ目ができる。
2012.2.18 岡山市(植栽)
冬芽。赤褐色の芽鱗(がりん)に覆われている。
日当たりが良ければ土質を選ばず,どこでも生育する。また,樹形や風にそよぐ葉が美しく,公園や学校などに植えられる。
材は爪楊枝
(つまようじ)やマッチの軸に利用される。(2)
名の由来
属名の「Populus」はもともと「民衆(popular)」の意味で,かつては家ごとに植えられていたことにちなむ。(2)
岡山県情報
岡山県内でも公園などで植栽されたものをよく見かける。
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