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H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
互生(ごせい)。長枝(ちょうし)にはまばらにつき,短枝(たんし)には,むらがってつく。 |
掌状複葉(しょうじょうふくよう)で小葉(しょうよう)は5枚。ふちの上半分に鋸歯(きょし)があり,重鋸歯(じゅうきょし)がまじる。 |
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H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
直径4〜6oのやや扁平な球形の液果をつける。熟すと,赤から黒色になる。葉の陰にかくれるようにつくのが特徴。 |
葉痕(ようこん)や葉のすぐ下に,鋭い刺がある。 |
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H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
H15.8.29 岡山県「21世紀の森」 |
樹皮(じゅひ)は,緑褐色または,灰褐色。楕円形の小さな皮目と,刺がある。 |
7月中旬には黄緑色だった果実(かじつ)が,黒紫色に熟していた。 |
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H15.10.29 岡山県「21世紀の森」 |
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こちらは,すぐ近くのアカマツの林の中で見つけた幼木。クリックしてアップにすると脈上に明らかに突起が見える。 |
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●見分けるポイント●
- 小葉(しょうよう)が5枚の,掌状複葉(しょうじょうふくよう)。
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- 同属のミヤコウコギ,ケヤマウコギ,ウラジロウコギ,エゾウコギなどが,花序を今年のびた長枝(ちょうし)の先につけ,刺を枝の各部につけるのに対し,ヤマウコギ,オカウコギは,花序を短枝(たんし)の先につけ,刺を葉痕(ようこん)のすぐ下にだけつける。(ただし刺は必ずあるとは限らない。)
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- 同属のヤマウコギとの区別はなかなかむずかしい。
- ヤマウコギは,葉の両面とも無毛なのに対し,オカウコギは表面の脈上に,毛状突起がある。(ただし,ないものもある。)
- ヤマウコギが,浅い単鋸歯(たんきょし)で先端がするどくとがるのに対して,オカウコギは,あらく重鋸歯(じゅうきょし)がまじる。
●豆知識●
- 幹や根の皮は,薬用にされる。
● メ モ ●
- ヤマウコギと,オカウコギの区別はなかなか難しいらしい。上の写真はヤマウコギかオカウコギの何れかだとは思うが,いささか自信はない。表面に明かな突起があるのでオカウコギと判断した。「21世紀の森」の赤松林の中で多数確認できた。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです
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