ツツジ科スノキ属シャシャンボ,学名:Vaccinium bracteatum by.かのんの樹木図鑑
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 【ツツジ科 スノキ属】  Vaccinium bracteatum
  シャシャンボ 
【 小小ん坊 】 別名/サシブノキ,ワクラハ,サシブ,サシブノキ,オウジ,オウジノキ
 ●常緑低木〜常緑小高木
 ●高さ:2〜5m
 ●花期:7月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:本州(千葉県以西,石川県以西),四国,九州,沖縄
参考文献
(1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P154
(2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P293
葉身7p,葉柄0.5p,幅3.5p (05/01/15)
葉は互生
(ごせい),葉身は卵状楕円形から楕円形,長さ3〜8p。縁には鈍い鋸歯(きょし)がならぶ。葉柄は赤味を帯びることが多い。表面の主脈(しゅみゃく)上にはごく短い白い毛がまばらにあるが,ほとんど肉眼では確認できない。裏面は無毛だが,主脈上に数カ所「突起物」があり,突起物付近で主脈が多少じぐざくに折れる。(突起物は裏面主脈を手でなでると分かる。)
革質で,表面には光沢がある。葉柄はやや赤みを帯びる。
H14.12.31 岡山県加賀郡吉備中央町 H14.12.31 岡山県加賀郡吉備中央町
一見すると,ツバキに間違えそうであるが,ツバキの葉は,うら面に反っているが,本種は表面に向かってそる。 うら面の様子。主脈の所々に小さな突起がある。
H15.8.12 岡山県加賀郡吉備中央町 H16.11.29 岡山県「自然保護センター」
ややスマートな形の葉。葉の形には日当たりや栄養状態などによって,いろいろな変異が見られる。
H15.11.2 岡山県「自然保護センター」 2010.2.17 岡山県倉敷市大畠
うら面の主脈の上には,小さな突起がほぼ等間隔でならび,シャシャンボを見分けるときの大きな決め手になる。
指の腹でそ〜っとなぞってみると,突起の存在を感じることができる。
2010.2.17 岡山県玉野市後閑 2010.2.17 岡山県玉野市後閑
樹皮(じゅひ)は,縦に細かく裂けてはがれ落ち,あとが褐色や赤褐色になる。
見分けるときの大きな視点のひとつである。ただし,樹皮は生育環境や,成長段階などの違いによって多様な表情を呈する。
2005.3.21 岡山市「半田山植物園」
H15.8.12 岡山県加賀郡吉備中央町 H15.12.14 岡山市「半田山植物園」
若い果実(かじつ)。果実の基部に葉状の包(ほう)が残っている。熟すと,紫黒色のなり,白い粉をかぶる。甘酸っぱく食用になる。 熟した果実。球形で直径約5o。味は甘酸っぱくておいしいのだが,皮が厚くて口当たりはあまりよくない。
個人的な感想だが,ナツハゼの方がおいしい。
葉には一見してこれといった特徴がなく見分けにくい樹種のひとつ。
葉裏の主脈上に小さな突起がほぼ等間隔でならんでいるので,シャシャンボかな…と思ったらそこを確認すればよい。
また,縦に細かく剥がれ落ちる樹皮は特徴的なので,葉とセットにして考察すればシャシャンボと判断できる。
果実はブルーベリーに似て生食が可能。
名の由来
小さな果実が枝にたくさんつく様子を「ササンボ」(小小ん坊)と呼んだものが転訛したといわれる。別名のワクラハは,「病葉」の意味。越年すると葉が褐色になり,白い病斑(びょうはん)模様が混じることからついた。(2)
岡山県情報
温暖な沿岸部の林縁に自生する。岡山県内ほぼ全域に自生している。南部にいくほど多いようだが,吉備高原でも見かける。
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