ツツジ科スノキ属スノキ,学名:Vaccinium smallii A.Gray,by.かのんの樹木図鑑
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 【ツツジ科 スノキ属】  Vaccinium smallii A.Gray
 ス ノ キ
【 酢の木 】別名/コウメ,コンメ,スイバ,スイキ,スイスイキ
 ●落葉低木
 ●高さ:1〜2m
 ●花期:5〜6月
 ●果期:7〜8月
 ●分布:本州(東海地方以西),四国
参考文献
(1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P145
(2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P294
2008.7.13 岡山県吉備中央町
H16.6.27 岡山県加茂川町上野 H15.7.23 岡山県加茂川町「21世紀の森」
葉は互生(ごせい)。葉身は広披針形〜長楕円形,先はとがり,長さは1.5〜5p。
縁には細かな鋸歯が並ぶ。
両面とも主脈上に灰褐色の毛が密生するが,ほかは無毛。
(両面とも無毛の場合もあるようだ。※1)葉を傷つけると酸っぱいにおいがする。
2010.5.15 岡山県加賀郡吉備中央町
2006.5.5 岡山県加賀郡吉備中央町
両性花(りょうせいか)。前年枝の先に短い総状花序(そうじょうかじょ)を出し,鐘形の花を数個下向きに付ける。花冠(かかん)は5角形で,先端部で浅く5裂し反り返る。
中に見えるオレンジ色のものが,雄しべの葯
(やく)で10本ある。。中央に柱頭が見える。
H16.6.27 岡山県加茂川町上野 H16.6.27 岡山県加茂川町上野
液果。球形で直径7〜9o。初めは緑色で徐々に赤みを帯び,最終的には黒色に熟す。ぱっと見た目にはナツハゼとよく似て見えるが,先端が大きくくぼむ点で区別できる。味は甘酸っぱくナツハゼとよく似ている。
H16.12.11 岡山県吉備中央町上野 H16.12.11 岡山県吉備中央町上野
毛の多いものでは条をなして短毛が生える。
H16.12.11 岡山県吉備中央町上野
見どころ
●果実は,甘酸っぱくておいしい。
●葉はウスノキVaccinium hirtum var. pubecensに似ているが,本種の葉に酸味があるのに対して,ウスノキには酸味がない。
名の由来
葉を噛むと酸味があることから,「酢の木」
岡山県情報
山地の林縁や明るい林内に生育。岡山県内では中部の吉備高原から中国山地にかけて広く分布する。
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