ツツジ科シラタマノキ属アカモノ,学名:Gaultheria adenothrix,by.かのんの樹木図鑑
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 【ツツジ科 シラタマノキ属】 学名 : Gaultheria adenothrix
 アカモノ
【 赤物 】 別名 / イワハゼ(岩櫨),アカモモ(赤桃) 
 ●常緑低木
 ●高さ:0.3m
 ●花期:5〜6月
 ●果期:8月
 ●分布:北海道,本州(近畿地方以北),四国(高所),日本固有種
参考文献
(1) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P292
(2) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年
(3) 狩山俊吾著,岡山県の樹木図鑑,倉敷市立自然史博物館,2009年

2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
林縁や疎林内,風当たりの強い岩場など日当たりのよい場所に群生する。茎は地を這い,よく分枝して上向く。
2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
葉は互生(ごせい),葉身は長さ1.5〜3pの卵状楕円形。先端はとがり,基部は円形。質は革質で表面には光沢がある。縁には細かな鋸歯(きょし)がある。
2012.8.2 岡山県勝田郡奈義町
果実は偽果(ぎか)。球形で赤色に熟し,食べられる。萼(がく)が多肉化し果実を包み込む。表面には開出毛(かいしゅつもう)がある。
▲両性花(りょうせいか)。花冠はやや赤みを帯びた白色。
2014.10.11 鳥取県「象山」
山頂付近に小さな群落を見かけた。
右は,コケモモ(Vaccinium vitis-idaea)。岡山県内では,中国山地の山頂付近(真庭市)1か所のみで自生が確認されており,岡山版RDBで絶滅危惧T類に指定されている。
名の由来
赤く食用になる果実をつけることから「赤桃」とされ,それが転訛したと言われている。
岡山県情報
岡山県内では北部の中国山地の高所のみに分布する。
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