ツヅラフジ科ツヅラフジ属ツヅラフジ,学名:Sinomenium acutum,かのんの樹木図鑑
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 ツヅラフジ科 ツヅラフジ属】 学名 : Sinomenium acutum
 ツヅラフジ
【 葛藤 】   別名 / オオツヅラフジ 
 ●落葉つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:7月 (雌雄別株,ときに同株)
 ●果期:6〜7月
 ●分布:本州(関東地方南部以西),四国,九州,沖縄
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P154
(2) 岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2005.09.20 岡山県「宇甘渓」
2005.09.20 岡山県「宇甘渓」 2005.09.20 岡山県「宇甘渓」
2008.9.7 岡山県美咲町 2011.10.16 岡山県新見市
2011.10.16 岡山県新見市
スギの木を覆うツヅラフジ。日照量の多い場所にある葉は切れ込みが少ないように思う。
2012.7.30 岡山県高梁市川上町
枝先や葉腋(ようえき)から長さ10〜20pの円錐花序(えんすいかじょ)を出し,淡い緑色の花を多数つける。左は雄花,雄しべは9〜12個あり,黄色の蜜腺(みつせん)が目立つ。右は雌花,花柱(かちゅう)は3個あり,雄しべは退化している。花弁,萼片(がくへん)はそれぞれ6個ずつあるがほとんど目立たない。
葉の切れ込み方は変化に富む。同じくツヅラフジ科のコウモリカズラと似ているが,コウモリカズラは葉柄が盾状につくことで区別できる。
全草にアルカロイドを含み有毒。生薬名は防巳(ホウイ)で,神経痛やリュウマチの民間薬として利用される。
ツルは丈夫で,加工しやすく,かつては葛籠(つづら)の材料として用いられた。後に葛籠の材料は竹に変化したが,葛籠の名称はそのまま残った。
名の由来
アオツヅラフジ(Cocculus trilobus) とは同属。本種の方が大形であることからオオツヅラフジとも言われる。アオツヅラフジが林縁部に多いのに対して本種はやや山中に多い。
岡山県情報
岡山県内に広く分布する。
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