もどる ホーム ←検索サイトからこられた方は,ぜひホームへお越し下さい。

二本木の大椿

▲西側から撮影。
所在地 岡山県加賀郡吉備中央町西
北緯 34度48分55秒、東経 133度40分22秒、標高 322m
資料1 資料2 資料3 資料4 資料5 資料6 作者計測
目通り周囲 2.2m 1.98m 1.4m
根回り周囲 2.3m
樹高 5m 6m 5m
推定年齢(年) 150-200
調査年 1972* 2017.1
指定の種類 吉備中央町指定天然記念物(S35.5.26指定)
調査年の「*」は、資料の発刊された年を示す。 
 ヤブツバキは、ツバキ科の常緑高木で、高さ5〜6m、直径90cmになるとされる。(1)(2)
 本樹は、吉備中央町西の字二本木(にほんぎ)の民家裏手の畑にある。資料1(1972)では、目通り周囲2.2mとある。また、出典は不明だが「県下6指の一つ」との記述もあるほど、かなりの大木であったようだ。
 今回(2017)の調査では、幹の腐朽により空洞が拡大し片側が枯損、目通り周囲は1.4mに縮小していた。また、それに伴い、樹冠も縮小しており、所有者の話ではかつての3分の1ほどになったとのこと。樹冠は北側に偏っており、支えなしではおそらく立っていられないだろう。
(参考文献)
資料1 岡山県緑化推進委員会(1972)『岡山の巨樹老木名木』
資料2 三宅一喜(1981)『岡山県の植物文化財』岡山県自然愛護協会
資料3 賀陽町教育委員会(1981)『賀陽の文化財』
資料4 環境庁(1991)『第4回 自然環境保全基礎調査 日本の巨樹・巨木林中国・四国版』
資料5 岡山県環境保健部自然保護課(1992)『巨樹老樹を訪ねて』
資料6 岡山県岡山地方振興局(2002)『樹樹のかがやき』

(1)  高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年
(2)  林将之著,『樹皮ハンドブック』,文一総合出版,2006年

もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 けいしゅう

Copyright(C) 2003- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system