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 【ツバキ科 ツバキ属】  Camellia sasanqua 
サザンカ 
【 山茶花 】   別名 / オキナワサザンカ
●常緑高木
●高さ:2〜6m
●花期:10〜12月  
●分布:本州(山口県),四国,九州,沖縄 (日本固有種)
参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社) P174

H16.12.11 岡山県吉備中央町 H15.11.24 岡山県吉備中央町
互生(ごせい)。ふちには鈍い鋸歯(きょし)がある。革質で厚く,表面には光沢がある。主脈上に,細かな毛があることでツバキと区別できる。
H15.11.24 岡山県吉備中央町 2007.1.27 福岡市動植物園
裏面は色が淡いが、やはり光沢がある。側脈はあまり目立たない。
葉柄(ようへい)や本年枝(ほんねんし)には毛がある。
メジロ(写真)やヒヨドリなどの鳥が花粉媒介を担う重要な存在。顔の周りには黄色い花粉がたくさんついている。他にもハナアブやタテハチョウも訪れる。
H15.11.24 岡山県吉備高原都市 H16.12.11 岡山県吉備高原都市
冬芽(葉芽)は紡錘形で,ツバキに比べてやや扁平。表面には白い毛が生える。 花芽。複数の芽鱗に包まれる。
2006.10.9 岡山市「半田山植物園」 H17.1.8 岡山県「21世紀の森」
サザンカとツバキの花は,よく似ているが,花を見ればちがいは明確。サザンカは雄しべの合着(がっちゃく)が弱く,筒状にはならない。(ツバキは、筒状に合着している。)
 また,花は平開する(ツバキは半開)。雌しべの子房には毛が密生する。(ツバキは無毛)
H15.12.23 岡山市「子供の森」 H15.12.3 岡山県「21世紀の森」
花弁と雄しべが脱落した後の様子。柱頭が3裂しているのが分かる。子房には毛が密生している。 サザンカは,合着(がっちゃく)が弱く,花弁はばらばらに落ちる。木の下に,ピンクの絨毯が見える。
H15.10.11(左・中)、 H15.12.23 岡山市「子供の森」
冬の花というイメージが強いのだが,10月には咲き始める。花粉には,ハナムグリやクロヤマアリなど,いろいろなこん虫が集まっていた。12月になるとさすがに昆虫は少ない。花粉を媒介するのは主にハエの仲間のようだ。
H15.11.24 岡山県吉備高原都市 H16.12.11 岡山県吉備高原都市
サザンカは、園芸品種が多い。これは八重咲きの品種。 サクラ,クチナシなど八重咲きの花弁は雄しべが変化したものといわれるが,ツバキの八重咲きには雄しべも雌しべもほぼ通常通りあるように見える。
2006.12.11 岡山市「半田山植物園」
カンツバキ(C. sasanqua var.himelis)
サザンカの変種(学名のvar.は変種を示す)。名には「ツバキ」と付くが、花弁がばらばらに散る、主脈上や子房に毛を有するなど明らかにサザンカの特徴を示している。花は八重咲きの場合が多い。枝はあまり縦には伸びず、横に広がる傾向があり、生け垣などに利用される。

●見分けるポイント●
  1. 葉は互生(ごせい)し托葉(たくよう)はない。(※ツバキ科に共通) 
     
  2. ヤブツバキ(Camellia japonica)との区別
    • ツバキよりも葉は小さい。
    • サザンカは葉の表裏の主脈(しゅみゃく)上にごく小さな毛があるが,ヤブツバキにはない。
    • ツバキに比べサザンカの花は平らにひらく。
    • ツバキの雄しべは強く合着(がっちゃく)しており筒状になるが,サザンカは合着(がっちゃく)が弱く筒状にならない。 
       
  3. サザンカは合着(がっちゃく)がよわいため,花弁と雄しべはばらばらになって落ちる。
    ※ツバキの雄しべは下の方で合着(がっちゃく)し,さらに花弁とも合着しているため,散るときには花ごとおちる。
     
    →くらべてみよう「サザンカとヤブツバキの花」

(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 


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