ツバキ科サカキ属サカキ,学名:Cleyera japonica,かのんの樹木図鑑
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 【ツバキ科 サカキ属】  Cleyera japonica      
  サカキ  
【 榊 】   別名 / マサカキ,ホンサカキ,シャシャキ,カミシバ
 ●常緑小高木
 ●高さ:4〜10m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:10月
 ●分布:本州(茨城県以西),四国,九州,沖縄
参考文献
・高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P178
・松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P301

2011.6.28 岡山県高梁市巨瀬町
葉は互生(ごせい),革質でやや厚い。上面は光沢があり無毛。ふつう鋸歯(きょし)はない。葉裏は淡緑色で側脈は不明瞭。主脈は裏面に隆起する。
2011.6.13 岡山県高梁市巨瀬町 2011.6.28 岡山県高梁市巨瀬町
つぼみ。側枝の基部の葉腋に束生(そくせい)する。
2011.6.28 岡山県高梁市巨瀬町
白色の5弁花を葉腋(ようえき)から下向きにつける。花弁は後に黄色みを帯びる。雄しべは多数。柱頭は先端が2裂する。
2011.10.27 岡山県高梁市巨瀬町
2003.114 岡山県加茂川町 2009.12.6 岡山県吉備中央町
果実(かじつ)は初め紅色だが熟すと黒色になる。萼(がく)と花柱(かちゅう)が残る。直径は7〜8oで,球形。
2007.1.27 福岡市動植物園 2003.11.14 岡山市「護国神社」
冬芽は裸芽(らが)。鳥の爪のように曲がるのが特ちょう。
2011.6.28 岡山県高梁市巨瀬町
樹皮は,赤褐色で皮目(ひもく)が目立つ。幹は直立し,よく枝分かれする。
「サカキ」の名が付く樹木
サカキ サカキ属 山地の照葉樹林内
ヒサカキ ヒサカキ属 里山林
ハマヒサカキ ヒサカキ属 海岸
名の由来
1年中緑色の葉を繁茂させていることから「栄える樹」→「栄樹」。
昔から玉串(たまぐし)として,神事に用いられる。榊(さかき)とは,古代では神前に供える木の総称で,ヒサカキシキミオガタマノキなどもそのように扱われた。いずれの樹木も常緑で,光沢のある厚みのある葉をもつという点で共通している。
岡山県情報
岡山県の照葉樹林内に広く分布する。また,神社の境内によく植栽される。
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