トベラ科トベラ属コヤスノキ,学名:Pittosporum illicioides,かのんの樹木図鑑
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【トベラ科 トベラ属】 | 学名 :Pittosporum illicioides Makino | |
【 子安の木 】 別名 /ヒメシキミ | ||
●常緑低木(じょうりょくていぼく) ●高さ:2〜5m ●花期:5月,雌雄別株(しゆうべっしゅ) ●果期:10〜11月 ●分布:本州(兵庫県西南部,岡山県東南部) |
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参考文献 (1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P91 (2) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木(上),1989年 |
同属のトベラ Pittosporum tobiraは,海岸近くに多く自生し,葉は本種よりも厚みがあり硬く,先端に丸みがあることで容易に区別できる。 | |
アセビ(図2)とは,全くちがう仲間だが,葉の印象はとてもよく似ている。 | |
図1,コヤスノキ | 図2,アセビ |
名前の由来は明確ではない。安産を祈念して樹皮を煎じて飲んだとの説がある。 コヤスノキは,エンジュの別名でもあり,エンジュは昔から安産のお守りにされたそうである。また,エゴノキ,アブラチャンをコヤスノキと呼ぶ地方もあるようだ。 参考引用文献 ・深津正,小林義雄著,木の名の由来,東京書籍,1993年 |
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環境省のRDBで準絶滅危惧(NT),岡山県版RDBで絶滅危惧T類に指定されている。 岡山県内では,非常に限られた地域でしか見られない。 |
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