スイカズラ科ガマズミ属チョウジガマズミ,学名:Viburnum carlesii var. bitchiuensis,かのんの樹木図鑑
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 スイカズラ科 ガマズミ属】  Viburnum carlesii var. bitchiuensis
  チョウジガマズミ  
【 丁字がまずみ 】   別名 / −−
 ●落葉低木
 ●高さ:2〜3m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:6〜10月
 ●分布:本州(中国地方),四国,九州(北部)
参考文献
高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉,2001年,P456

2008.4.19 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
2011.4.27 岡山県新見市
枝先に集散花序(しゅうさんかじょ)をつける。花は淡い桃色を帯び,芳香がある。花筒(かとう)が長く,先端で5裂して平開する様子が「チョウジ(丁字)」の由来となっている。花柄には星状(せいじょう)毛が密生している。
色といい形といい,香りといい素晴らしく,庭木としても人気が高い。
2008.4.19 岡山県「21世紀の森」 2004.4.10 岡山県「21世紀の森」
若い枝には星状(せいじょう)毛が密生している。
2008.4.19 岡山県「21世紀の森」 2008.4.19 岡山県「21世紀の森」
2011.4.24 岡山県新見市 2011.4.24 岡山県新見市
葉は対生(たいせい)。縁には低い鋸歯(きょし)がまばらにある。表面には星状毛(せいじょうもう)が密生し,裏面の葉脈(ようみゃく)上には特に多い。
2011.10.15 岡山県新見市
核果(かくか)は長さ7〜10oの長楕円形。赤く色づいた後,黒色に熟す。
2011.4.24 岡山県新見市
灰褐色で不規則な割れ目がある。
ガマズミ属
 ・ガマズミ,学名:Viburnum dilatatum
 ・ミヤマガマズミ,学名:Viburnum wrightii
 ・コバノガマズミ,学名:Viburnum erosum var.punctatum
 ・オトコヨウゾメ Viburnum phlebotrichum
 ・ハクサンボク(イセビ) Viburnum japonicum
 ・サンゴジュ
 ・ゴモジュ,学名:Viburnum suspensum
 ・ゴマギ
 ・ヤブデマリ
 ・ムシカリ(オオカメノキ)
名の由来
丁字咲きのガマズミの意味。
そもそも,チョウジ(Syzygium aramaticum)はインドネシア原産のフトモモ科の植物。英名をクローブ(Clove)といい,香辛料として世界中で知られている。花や蕾が「丁字形」につくことから和名をチョウジという。
このチョウジの丁字咲きが,チョウジガマズミ(スイカズラ科)をはじめ,チョウジザクラ(バラ科)やチョウジソウ(キョウチクトウ科),チョウジタデ(アカバナ科)などの名の由来になっている。
岡山県情報
岡山県では新見市,高梁市の石灰岩地に点在する。
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