スイカズラ科ニワトコ属ニワトコ,学名:Sambucus racemosa ssp.sieboldiana,by.かのんの樹木図鑑
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 【スイカズラ科 ニワトコ属】  Sambucus racemosa ssp.sieboldiana
   ニワトコ 
【 庭常 】 別名/セッコツボク(接骨木),タズ,タズノキ,ミヤツコギ
 ●落葉低木(らくようていぼく)〜小高木(しょうこくぼく)
 ●高さ:6m
 ●花期:3〜5月,両性花
 ●果期:6〜8月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P480
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P80
2008.8.22 岡山県新見市
2009.5.16 岡山県美咲町
2003.7.22 岡山県「21世紀の森」 2009.5.16 岡山県美咲町
葉は対生(たいせい)。奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう),小葉は長楕円形で,2〜3対の場合が多い。基部はくさび形で,先端は尾状に尖る。縁には細かな鋸歯がある。葉脈は両面に隆起する。表面の脈上にわずかに毛がある。葉軸は上面に浅い溝がある。質はしなやかで瑞々しく,草本を思わせる質感。
葉をもむと独特のにおいがするので,覚えておくと同定の手掛かりになる。
2010.3.28 岡山県久米郡美咲町西川
円錐状に小さな白い花を多数つける。花冠は淡緑色で5深裂して反り返る。柱頭は赤紫色。雄しべが5個放射状に伸びる。
2003.6.3 岡山県「21世紀の森」 2003.6.13 岡山県「21世紀の森」
まだ熟していない果実。 果実は,核果(かくか)。長さ3〜5oの卵球形。真っ赤に熟しおいしそうだが,青臭くてまずいらしい。
2003.6.13 岡山県「21世紀の森」 2010.3.28 岡山県久米郡美咲町西川
混芽(こんが)。花と葉の両方がおさまっている。葉芽(はめ・ようが)はもっと細い紡錘形をしている。
2010.3.28 岡山県久米郡美咲町西川
黒灰色で,コルク質が肥大化し,縦の深い割れ目が生じる。
見どころ
●若葉は食用になる。2)
●材は細工,鳥籠の止まり木などとして利用される。2)
●中国山地には,変種のオオニワトコが分布する。主幹が横にはい,小葉が大きいことでニワトコと区別する。
名の由来
●別名をセッコツボク(接骨木)といい,枝や幹を煎じて水あめ状にしたものを,骨折したところに湿布すると効果があるという伝承による。1)
岡山県情報
岡山県内では,北部から中部にかけて普通に見られる。
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