ミヤマガマズミ,学名:Viburnum wrightii,スイカズラ科,ガマズミ属,かのんの樹木図鑑
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 【スイカズラ科 ガマズミ属】  Viburnum wrightii
  ミヤマガマズミ  
【 深山がまずみ 】   別名 /−−
 ●落葉小高木
 ●高さ:5m
 ●花期:5〜6月
 ●果期:9〜11月ごろ赤く熟す
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P447
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P169
3) 狩山俊悟,「岡山県の樹木図鑑」(倉敷市自然史博物館)P94
2008.6.8 岡山県吉備中央町
葉は対生
(たいせい)。葉身は,卵形から倒卵形で,長さ6〜14cm。基部は円形または広いくさび形,先端はやや尾状に尖る。縁には粗い鋸歯(きょし)が並ぶ。側脈(そくみゃく)は直線的で縁に達する。また,側脈間が盛り上がり表面がでこぼこしている。表面には光沢があり,長毛(ちょうもう)が散生,裏面は葉脈上に長毛が多い。葉柄(ようへい)は赤味を帯び,長毛が目立つ。
2005.05.04 岡山県「津黒いきものふれあいの里」
ミヤマガマズミとガマズミは葉柄(ようへい)が長く,コバノガマズミは葉柄がほとんどない。
ミヤマガマズミは,葉柄(ようへい)や,葉脈(ようみゃく)上に長い絹毛が散生しているのが特徴。コバノガマズミは,短毛が密生している。
2003.5.18 岡山県「自然保護センター」 2003.10.5 岡山県「自然保護センター」
2005.05.04 岡山県「津黒いきものふれあいの里」
枝先に散房花序(さんぼうかじょ)を出し,白い花を多数つける。花冠は5中裂(ちゅうれつ)して平開する。雄しべは5個,柱頭は短く1個ある。花序の軸や小花柄には長い毛がまばらに生え,星状毛(せいじょうもう)が混じる。テーブル状の散房花序は,甲虫が多く集まる。
2005.11.20 岡山県吉備中央町 2003.10.19 岡山県「自然保護センター」
果実は広卵形で,長さ6〜9o。赤色に熟し,生食できる。甘酸っぱい。 ミヤマガマズミの果実(かじつ)は,ガマズミやコバノガマズミに比べるとややy大きい場合が多い。
(左:ミヤマガマズミ,右:ガマズミ)
2003.10.29 岡山県「21世紀の森」 2004.11.19 岡山県「自然保護センター」
幼木
ミヤマガマズミの葉の表面は,無毛かまたは長い毛が散生するということだが,これは,短い毛がたくさん生えているように見える。
葉柄が長く,葉に光沢があるので,ミヤマガマズミと考えているが,確信はもてない。
美しく紅葉が始まっていた。
(葉身8p,幅5p,葉柄7o。)
2004.11.19 岡山県「自然保護センター」 2004.11.19 岡山県「自然保護センター」
側芽(そくが)。粗い毛が生えている。 頂芽(ちょうが)
見どころ
ガマズミ,ミヤマガマズミ,コバノガマズミの葉の比較
・本種の葉は,葉柄が長く,長い綿毛を有する。また,比較的硬く,しわが目立つことで,ガマズミやコバノガマズミと区別できる。

オトコヨウゾメとの区別についてはほとんどふれた図鑑がないのでそれほど難しくないのかもしれないが…オトコヨウゾメは主脈がやや伸びた後3主脈になるのが特徴。ミヤマガマズミは,基部辺りから側脈が伸びる。また,オトコヨウゾメは冬芽が無毛のようだ。
上:ガマズミ
左:コバノガマズミ
右:ミヤマガマズミ
名の由来
深山に生育するガマズミの意味。ガマズミの和名の由来については,ガマズミを参照のこと。
岡山県情報
山地の林内や林縁に生育し,サハリン(樺太),朝鮮半島,中国大陸などにも分布。岡山県内では,全域に分布する。吉備高原都市周辺ではコバノガマズミに比べると目にする機会はやや少ない。
岡山県北部の中国山地には,本種の変種とされるオオミヤマガマズミ(Viburnum wrightii var. stipellatum)が自生する。葉身の先端が急に長く伸びて尖り,表面に単純毛と分岐毛が密生することでミヤマガマズミと区別する
3)
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