スギ科メタセコイア属メタセコイア(アケボノスギ),学名:Metasequoia glyptostroboides,かのんの樹木図鑑
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スギ科 メタセコイア属】   Metasequoia glyptostroboides
 メタセコイア  
 【 −− 】   別名/ アケボノスギ(曙杉)
 ●落葉高木(らくようこうぼく)
 ●高さ:20m(日本での高さ)
 ●花期:2〜3月 (雌雄同株)
 ●球果:10〜11月
 ●分布:中国南西部原産
参考文献
高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉,2001年,P616
2008.7.13 岡山県吉備中央町(植栽)

一見,羽状複葉
(うじょうふくよう)に見えるが,長さ2〜3pの線形の葉が2列対生(たいせい)している。葉は柔らかく,両面とも無毛。葉のついた枝も対生する。
よく似たラクウショウは,葉は1〜2pと短く,葉も枝も互生
(ごせい)する。
H15.12.14 岡山市「半田山植物園」
この時期すでにほとんど落葉していた。下にはたくさんの球果(きゅうか)が落ちていた。直径約1.5pのやや長い球形。中からは翼のついた種子が落ちる。右の写真は断面。
H15.12.7 岡山市「半田山植物園」 H16.11.23 岡山市「半田山植物園」
針葉樹には珍しく落葉する。紅葉は美しい。
【特集】ラクウショウ・メタセコイア・セコイアメスギの比較

ラクウショウ(Taxodium distichum
葉がよく似ているが,メタセコイアが葉も枝も対生なのに対して,ラクウショウは葉も枝も互生。球果はラクウショウの方が大きい。(ラクウショウ→)

セコイアメスギ(Sequoia sempervirensは,セコイア属。(メタセコイアはメタセコイア属)セコイアメスギは,常緑で葉は厚みがあり,光沢がある。
名の由来
メタセコイアは,属名をそのまま音読みしたもの。実物よりも化石が先に発見されたため,メタセコイアはもともと化石に命名された属名で,その後,中国で生きたものが発見された。
化石で発見されるものとあまり変わっていないということで「生きた化石」と称される。
岡山県情報
「生きた化石」として有名になり,全国で盛んに植樹された。いまでは公園や学校などで見ることができる。

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