スギ科コウヨウザン属コウヨウザン,学名:Cunninghamia lanceolata,かのんの樹木図鑑
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 【スギ科 コウヨウザン属】   Cunninghamia lanceolata
  コウヨウザン 
【 広葉杉 】   別名 / −−
 ●常緑高木
 ●高さ:30〜35m
 ●花期:4月 (雌雄同株)
 ●球果:10月
 ●分布:中国南部・台湾原産(江戸時代末に渡来)
参考文献
「フィールドベスト図鑑vol.4 花木・庭木」(学研) 監修 西田尚道 P137
「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物」(山と渓谷社) P620

2011.12.11 岡山県加賀郡吉備中央町(植栽)
葉は長披針形で長さ3〜5p。質は硬く,先端はするどくとがり,触れると痛い。葉はらせん状につくが,水平に伸びる枝では,葉が対生(たいせい)状に開く。葉の表面は光沢がある。裏面には2本の白い気孔帯(きこうたい)が目立つ。
2011.12.11 岡山県加賀郡吉備中央町(植栽)
2004.10.28 岡山県「護国神社」
球果(きゅうか)は,直径3〜4pの球形。熟すと褐色に色づく。
2007.1.27 福岡市動植物園 2003.2.27 岡山県「21世紀の森」
開花前の雄花。雄花は枝先に頭状に多数つく。
2003.2.27 岡山県「21世紀の森」 2003.2.27 岡山県「21世紀の森」
樹皮(じゅひ)は,スギ科らしい特徴がでており,赤みを帯び,縦に剥がれる。 幹はまっすぐに伸びる。
2004.10.28 岡山県「護国神社」 2004.10.28 岡山県「護国神社」
種子を出し終えると枝ごと落ちる。台風の影響もあるかもしれないが木の下は落ちた枝で埋め尽くされていた。 枝先に時々ついているのは,花粉を出し終えた雄花の花床(かしょう)?だろうか。
時期には,この先にたくさんの雄花がついていたのだろう。
寺社に植栽されることが多い。
球果は,落下後も形をとどめるため,クリスマスリースに用いられることもある。
名の由来
「広葉杉」と書く通り,日本産のスギに比べて葉の幅が広いことに由来する。
なお,中国で「杉」は,コウヨウザンのことを指す。
右写真はナンヨウスギ科のブラジルマツ(Araucaria brasiliana A.Rich.)。近縁ではないが,葉の質感や枝振りがコウヨウザンと似ている。
岡山県情報
自生しない。時折,寺社で目にする。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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