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 【シナノキ科 シナノキ属】  Tilia miqueliana
  ボダイジュ 
【 菩提樹 】   別名 / −−
 ●落葉高木
 ●高さ:8〜10m
 ●花期:6月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:中国原産(各地で植裁されている)
参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) P538

2006.5.20 岡山県「半田山植物園」
葉は互生(ごせい)。葉の上面は無毛だが,うら面には細かい星状毛(せいじょうもう)が密生する。
シナノキ属を見分けるには,葉裏の観察が重要!
シナノキは葉裏が無毛。オオバボダイジュは有毛だが,脈腋(みゃくえき)に毛叢がある。ヘラノキは星状毛はなく,脈腋に毛叢のみがある。
H15.8.18 岡山市「半田山植物園」 H15.8.18 岡山市「半田山植物園」
花序の柄についている細長いものは,包葉(ほうよう)といわれ,花芽を保護するために葉が変化したもの。 葉の縁にはするどい鋸歯(きょし)がある。
H15.8.18 岡山市「半田山植物園」 H15.1.25 岡山市半田山植物園
葉腋(ようえき)から花柄の長い集散花序(しゅうさんかじょ)をだし,それが果実(かじつ)になる。果実(かじつ)は堅果(けんか)。5個の稜があり,灰白色の短い軟毛(なんもう)が密生する。 樹皮(じゅひ)は,老木になると縦に浅く割れる。
H15.12.7 岡山市「半田山植物園」 H15.12.7 岡山市「半田山植物園」
12月。ヘラ状の包(ほう)と果実がまだのこっていた。 冬芽。軟毛(なんもう)が生えている。
2009.5.5 岡山市「半田山植物園」
おそらくツボミだろう。葉腋(ようえき)から集散花序を出汁,淡黄色の花をつけるそうなのだが,なかなかお目にかかれない。花期は6月。

●豆知識●
  1. 釈迦が樹下にて悟りを開いたとされる,ボダイジュは,本種のことではなく,クワ科のインドボダイジュ(Ficus religiosa)。全くの別種なのだそうだ。ならばなぜ,本種がボダイジュと言われるようになったのだろう?
     
  2. シューベルトの歌曲「菩提樹」は,セイヨウボダイジュ(西洋菩提樹 T.europaea)のこと。別名をリンデンバウムという。
     
  3. 数珠を作るのは,ホルトノキ科のジュズボダイジュ(Elaeocarpus ganitrus)や,ムクロジ科のモクゲンジ(Koelreuteria paniculata)。これまた全くの別種。ボダイジュはいろいろな誤解をされている木のようだ。


(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです


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