ノウゼンカズラ科キササゲ属キササゲ,学名:Catalpa ovata,かのんの樹木図鑑
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 ノウゼンカズラ科 キササゲ属】  Catalpa ovata
 キササゲ
 
【 木大角豆 】   別名 /アズサ(梓)
 ●落葉高木
 ●高さ:5〜15m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:中国南部原産
(古くから植栽され,野生化している。)
参考文献:「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」(山と渓谷社)P378

H15.6.3 岡山県吉備中央町(植栽) H15.6.3 岡山県吉備中央町(植栽)
葉は対生(たいせい)または,3輪生。浅く3〜5裂し,ふちは全縁(ぜんえん)。基部は心形。
H15.6.3 岡山県吉備中央町(植栽)
2011.6.30 岡山県加賀郡吉備中央町(植栽)
H15.6.13 岡山県吉備中央町(植栽) 2011.6.30 岡山県加賀郡吉備中央町(植栽)
枝先に長さ10〜25pの円錐花序(えんすいかじょ)をつけ,黄白色の花を多数付ける。
2011.3.30 岡山県備前市(野生化) H15.6.13 岡山県吉備高原「21世紀の森」
刮ハ(さくか)。長さは30〜40pの線形。落葉後も長く枝に残る。
2011.3.30 岡山県備前市(野生化)
種子は長さ8〜10o。両端に長毛があり,風散布される。
H15.8.29 岡山県吉備中央町(植栽) H15.11.22 岡山県吉備中央町(植栽)
非常に大きな葉で,遠目にはキリ(ゴマノハグサ科)を思わせる。写真のように果実(かじつ)があれば,一目でキササゲと分かる。 落葉後は刮ハ(さくか)だけが残る。
2011.3.30 岡山県備前市(野生化) 2011.3.30 岡山県備前市(野生化)
樹皮は茶褐色で,縦に細かく裂ける。 冬芽は,ふつう3個が輪生する。芽鱗は8〜12個あり,上部はやや開く。
花の色 原産地
キササゲ 黄白色。紫色の斑紋がある。 中国原産
アメリカキササゲ 白色。黄色と紫色の斑紋がある。 北アメリカ原産
ハナキササゲ 白色。紫色の筋。
名の由来
ササゲ(大角豆:Vigna unguiculata)は,マメ科の1年草。アフリカ原産。日本には平安時代から記録がある。
キササゲは,読んで字のごとく「木」のササゲという意味。ただし,マメ科ではない。
ちなみに,草本のノササゲ(マメ科)は,「野」のササゲの意味。
岡山県情報
本来,中国南部原産であるが,古くから植栽され,河川沿いなどやや湿った場所に野生化している。(吉備中央町でも野生化あり)
岡山県内では,全域に点在している。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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