ニシキギ科ニシキギ属ニシキギ,学名:Euonymus alatus,かのんの樹木図鑑
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 【ニシキギ科 ニシキギ属】  Euonymus alatus
  ニシキギ  
【 錦木 】   別名 / シラミコロシ(虱殺)
 ●落葉低木
 ●高さ:1〜3m
 ●花期:5〜6月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社)P412

2011.10.15 岡山県新見市
H15.6.29 岡山県自然保護センター 2005.1113 岡山県「大平山」
葉は対生(たいせい)。基部はくさび形,先端は尖り,葉身の長さは2〜7p,マユミやツリバナよりもやや小さい。縁には細かく尖った鋸歯(きょし)が並ぶ。両面とも無毛。 秋には真っ赤に紅葉する。モミジ,スズランノキとともに世界三大紅葉樹と称されることもある。
2011.10.15 岡山県新見市 H15.6.29 岡山県自然保護センター
若い枝にはコルク質の翼(よく)が4方向へ発達する。
H16.2.8 岡山県自然保護センター
冬芽は芽鱗(がりん)に覆われる。
H16.5.9 岡山県自然保護センター H16.10.10 岡山県「自然保護センター」
集散花序を葉より下の芽鱗痕(がりんこん)から出す。花弁は4個あり,淡緑色で目立たない。黄緑色の花盤(かばん)が発達し,雄しべは4個,雌しべは1個ある。葯(やく)は黄色。 裂開前の刮ハ(さくか)
刮ハ=子房(しぼう)は複数の心皮(しんぴ)からなり,その数に合うように果皮(かひ)が裂開する。(全国農村教育協会 写真で見る植物用語より)
2011.10.15 岡山県新見市
2005.10.30 岡山県自然保護センター
H16.11.21 岡山県自然保護センター
果実は楕円形。熟すと果皮が割れ,赤い仮種皮(かしゅひ)に覆われた種子が露出しぶらさがる。野鳥が摂食し,糞とともに種子を排泄することで広範囲に散布される。
見どころ
仮種皮の脂肪油には毒性分があるとされ,食すると吐き気や下痢を引き起こすと言われる。(野鳥はだいじょうぶなのだろうか?)
若い枝では表皮をやぶってコルク質の翼が4方向へ発達する。枝に翼ができないものをコマユミ(Euonymus alatus f.striatus)という。
f.(=form.)は「品種」を示す。分類上は,コマユミはニシキギの品種として扱われている。

また,近縁種にマユミ(Euonymus sieboldianus)がある。
他に枝に翼があるものとしては,マンサク科のアメリカフウ(Liquidambar styraciflua)がある。
名の由来
紅葉の美しさから,「錦の木」の意味。
岡山県情報
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