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桜本のタラヨウ

▲雌株なので、果実がつく。 ▲隣りにあるアラカシの脇には、小祠が祭られている。
所在地 岡山県加賀郡吉備中央町杉谷
資料1 資料2 資料3 資料4 資料5 資料6 作者計測
目通り周囲 2.71m 3.2m 3.20m 3.2m 3.2m 3.1m
根回り周囲 3.7m 3.5m
樹高 22.5m 23m 23m 23m 23m 23m
推定年齢(年) 300年 350年 300年 350年 350年
調査年 2017
指定の種類 吉備中央町指定天然記念物(S62.8.25)
調査年の「*」は、資料の発刊された年を示す。 
 タラヨウは、モチノキ科の常緑高木で、高さ10から20mになる。(1)
 本樹は桜本家の裏山の斜面に生育しているが、この地の西隣は千手寺跡であることから、寺の境内に育成したものであろうといわてる。(5) 資料3には「三納谷の石井のタラヨウに次ぐ県下三番目の巨木」と記述があるが、現在(2016)は石井のタラヨウは枯死しているので、順当に行けば県下2番目である。
 周囲にはアラカシなどの常緑樹が密生しているものの、本樹はひときわ高く抜きん出ており、根は力強く大地をつかみ、急斜面に立つ太い幹を支えている。幹には腐朽等の痛みはなく、枝葉にも勢いを感じる。
(参考文献)
資料1 岡山県緑化推進委員会(1972)『岡山の巨樹老木名木』
資料2 三宅一喜(1981)『岡山県の植物文化財』岡山県自然愛護協会
資料3 加茂川町教育委員会(1988)『加茂川町の文化財 改訂』
資料4 環境庁(1991)『第4回 自然環境保全基礎調査 日本の巨樹・巨木林中国・四国版』
資料5 岡山県環境保健部自然保護課(1992)『巨樹老樹を訪ねて』
資料6 岡山県岡山地方振興局(2002)『樹樹のかがやき』

(1)  高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年

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