モチノキ科モチノキ属アオハダ,学名:Ilex macropoda,かのんの樹木図鑑
もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

 モチノキ科 モチノキ属】 Ilex macropoda Miq.
  アオハダ 
【 青膚 】   別名 /−−
 ●落葉高木(らくようこうぼく)
 ●高さ:12m
 ●花期:5〜6月ごろ  (雌雄別株
(しゆうべっしゅ)
 ●果期:9〜10月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献
「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) P454
「葉で引く 四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社) P404

2010.5.30 岡山県高梁市「臥牛山」 2011.5.30 岡山県吉備中央町
雌花。中央に大きな雌しべが1個,その周辺に退化した雄しべが5個ある。 雄花。雄しべは4〜5個,花糸(かし)は白く,葯(やく)は淡黄色。花柄が雌花よりも長い。
H15.8.12 岡山県加茂川町
H15.11.22 岡山県吉備高原 H15.10.29 岡山県「21世紀の森」
熟した果実。この木は赤い果実をつけると,とたんによく目立つ。この木は葉はすべて落ち,果実だけが枝に残っていた。 10月になると,木の下に赤い実がたくさん落ちている。鳥に食べさせるなら少しでも長く枝に残しておいた方がよいと思うのだが…
H15.6.29 岡山県「自然保護センター」 H15.5.18 岡山県「自然保護センター」
樹皮(じゅひ)は,灰白色で平坦。皮目がおおい。外皮はツメで容易にはがれ,緑色の内皮がすぐに見えるのが名前の由来。
H15.6.29 岡山県「自然保護センター」 H15.7.30 岡山県加茂川町 −林縁−
枝は横に張りだして平面を構成するように葉が並ぶ。 葉表の様子。あまり特ちょうのない葉?
H15.7.30 岡山県加茂川町 H15.7.30 岡山県加茂川町
鋸歯(きょし)の様子。単鋸歯(たんきょし)が並ぶ。 うら面の様子。葉脈の上に開出毛がある。
表には光沢がないが,うら面には銀色っぽい光沢がある。これはこの木を見分けるときの大きなポイントになる。
2008.10.19 岡山県吉備中央町
葉は互生(ごせい)であるが,短枝(たんし)の先に集まって束生(そくせい)する。
2009.7.12 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」 2009.7.12 岡山県総社市「ヒイゴ池湿地」
短枝(たんし)。

●見分けるポイント●
  1. 短枝が発達し,葉が束生する。
     
  2. 葉の表面に光沢はないが,うら面には銀色っぽい光沢が見られる。
     
  3. 樹皮をひっかくと,緑色の内皮が見える。
●備 考●
  1. アオハダの名は,樹皮を剥ぐと緑色の内皮が見えることに由来するが,同じような名前の由来をもつのがキハダPhellodendron amurense。キハダはミカン科の落葉高木で,樹皮を剥ぐと黄色の内皮が見える。
メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

もどる ホーム


Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system