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 モクレン科 モクレン属】  Magnolia salicifolia Maxim.
  タムシバ
【 −− 】   別名 / カムシバ,ニオイコブシ,サトウシバ
 ●落葉高木(らくようこうぼく)
 ●高さ:10m
 ●花期:4〜5月
 ●果期:10月頃
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献
「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P374
「葉で引く 四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社) P392
2008.6.18 岡山県高梁市「大平山」
葉は互生
(ごせい)。基部はくさび形、先端は尖る。縁は全縁(ぜんえん)でやや波打つ。裏面は白味を帯びる。葉を傷つけると爽やかな香りがする。また、噛むと甘い味がすることから「噛む柴」が転訛してタムシバとなったという説がある。
2008.4.29 岡山県立森林公園
H17.4.8 岡山県「大平山」 H17.4.8 岡山県「大平山」
吉備高原の4月の山の主役。白い大きな花が大変よく目立つ時期。地元では,コブシと思っている人が多いが、おそらくほとんどがタムシバ。県内の分布では、北部に行くほど個体数が多くなる。コブシの分布域は県北にほぼ限られる。 円錐形の花床(かしょう)に、多数の雌しべ雄しべ花被片などが螺旋状に配列される。
H17.4.7 岡山県「大平山」
 以前から気になっていたが,やっと間近で見ることができた。コブシととてもよく似ている。コブシは花のすぐ下に小さな葉が一枚つくが,タムシバには一枚もつかないとのこと。実のところまだよく観察できていない…右の写真に見える緑のかたまりは葉芽のようにも見えるが,どうなんでしょう。
2007.9.23 岡山県立森林公園 2008.10.13 岡山県立森林公園
果実は袋果(たいか)が集まった集合果。見た目にはコブシと変わらない。成熟すると袋果が割れ、ツヤのある真っ赤な仮種皮に覆われた種子が顔を出す。すぐには地面に落とさず白い糸状のものでぶら下がり、鳥達にアピールしているようだ。カラスがコブシの種子を食べる姿をよく目にするので、タムシバもおそらくカラスのような大型の鳥により散布されるのだろう。
H15.1.13 岡山県加茂川町「宇甘渓」
樹皮(じゅひ)は,灰色〜灰褐色で平滑。縦に皮目(ひもく)が並ぶ。
H15.8.29 岡山県「21世紀の森」 H15.8.29 岡山県「21世紀の森」
葉は互生(ごせい)する。コブシに比べ,葉の幅がせまく,先端がとがる。 うら面は,伏毛(ふくもう)があり,白っぽい色をしている。所々にマダラ模様があり、これを田虫に見立てたのが名の由来とする説もある。
2009.11.8 岡山県立森林公園 H16.11.9 岡山県「21世紀の森」
花芽は大きく,白っぽい長い毛で覆われている。モクレン科の特徴で,枝をぐるりとまわる托葉痕(たくようこん)がある。 こちらは葉芽(はめ・ようが)。こちらは無毛。

●見分けるポイント●
  1. コブシ(右写真)との区別
    ・葉はコブシよりも,幅が細く,先端がとがる。また,裏面には伏毛(ふくもう)があり,白っぽく見える。
     
    ・コブシは,花の下に小さな葉が1まいでるが,タムシバは1枚も出ない。


●名前の由来●

  1. 葉をかむと甘い味がすることから,カムシバ(噛む柴),ニオイコブシ、サトウシバ(砂糖柴)などの別名がある。タムシバは,カムシバが転訛したという説が有力である。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです


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