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 【モクレン科  オガタマノキ属】   Michelia compressa
  オガタマノキ 
【 招霊の木 】   別名 /ダイシコウ
●常緑高木
●高さ:10〜15m
●花期:2〜4月 
●果期:10月
●分布:本州(千葉県以西),四国,九州
参考文献
「フィールドベスト図鑑vol.4 花木・庭木」(学研) 監修 西田尚道 P101
「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P384
葉身13p,葉柄3p,幅3.2p (04/12/31,上の葉の実測)
互生。縁は全縁だが大きく波打つ。図鑑では波打っていない葉がよく掲載されているが,わたしが身近でみるオガタマノキは波打っていることが多い。
表面は無毛で強い光沢があり,裏面は灰白色。裏面もほとんど無毛だが,葉縁部に黄金色の短毛がある。
主脈は裏面に隆起している。光にかざすと側脈が黄色く透けて見える。
H16.11.19 岡山県吉備中央町「21世紀の森」
葉は互生(ごせい)。質は厚く,光沢がある。縁は全縁(ぜんえん)で波打つことがある。葉柄は2〜3pで有毛。裏面は,白っぽく,のっぺりとした印象。側脈は不明瞭で,主脈は隆起する。
2006.12.11 岡山市「半田山植物園」
H15.12.28 岡山県「21世紀の森」
冬芽はモクレン科によく見られるキャップ状のものだ。写真は,葉芽(はめ・ようが)。花芽(はなめ・かが)よりも小さく,伏毛(ふくもう)が密生する。
2006.12.11 岡山市「半田山植物園」 2006.12.11 岡山市「半田山植物園」
樹皮は暗褐色で,縦の割れ目が浅くある。細かな皮目が目立つ。
● 備考 ●
  1. 同属に中国原産のカラタネオガタマ(Michelia figo)がある。
     
  2. オガタマノキは「招霊の木」と書く。昔からこの木は,神事によく用いられた。「神霊を招きよせる意味の招霊(ヲギタマ)の木が転じてオガタマノキとなった」(東京書籍,木の名の由来,深津正・小林義雄著,39項〜)という説が有力だそうだ。
  3. 岡山県内に自生はなく,植栽に限られる。(岡山県野生生物目録2003年度版)県内に自生のモクレン科は,タムシバコブシホオノキの3種。
メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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