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H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
葉は互生(ごせい)で全縁(ぜんえん)。
倒卵形(とうらんけい)で先端は短くとがる。 |
うら面には,脈上に軟毛(なんもう)が生える。 |
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H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 |
2008.10.11 岡山県「21世紀の森」 |
袋果(たいか)が集まった集合果(しゅうごうか)。写真(左)は未成熟。熟すと写真(右)のように真っ赤になる。 |
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H15.11.9 岡山県「21世紀の森」 |
H15.11.9 岡山県「21世紀の森」 |
ハクモクレンの冬芽は,花と葉をもつ混芽(こんが)である。中の芽は長い毛の密生した包(ほう)に守られている。包は3重に用意されており,1番外側の包は,12月ごろに取れてしまう。3番目の包は,開花直前までついている。 (くわしくは現在勉強中) |
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H15.12.28 岡山県「21世紀の森」 |
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H16.3.14 岡山市「子供の森」 |
H16.3.20 岡山市「子供の森」 |
3月14日(日)いつも行く岡山市「子供の森公園」でハクモクレンが開花していた。1週間前には開花していなかったので,この1週間で開花したもよう。
県中部の吉備高原では,まだつぼみである。 |
左の写真から一週間後,おなじ公園を訪れてみた。ほぼ満開。美しく咲き誇っていた。
花被片は,9個あり,すべて同形であるが,外側の3枚が萼片(がくへん),内側の6枚が花弁に相当する。
このように,「3」が基本になっているものを3数花といい,単子葉植物に多く見られる特徴である。 |
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H16.3.20 岡山市「子供の森」 |
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雄しべと雌しべが多数あり,らせん状についているのがモクレン科の特徴のひとつであり,原始的な形態であると考えられている。
ちなみに,中央にあるのが雌しべ群,周辺にあるのが雄しべ群である。雄しべは扁平で,葯(やく)が花糸に張り付くようについているのが,確認できる。 |
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●見分けるポイント●
- モクレン(シモクレン)と混同されがちだが,ハクモクレンが明確な主幹をもち直立して高木になるのに対して,モクレン(シモクレン)は,根元から新たな幹が出て,株立ち状になることが多い。
●備考 ●
- 原産は中国,渡来の時期は不明。
- 中国原産だが,日本につたわった時期は不明である。日本では観賞用だが,中国では,花とつぼみを薬用に,花弁を食用に,種子からは油を絞るなど,多様に利用される。欧米では,美しい花が人気で,品種改良も盛んであるらしい。
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- 方向指示植物
- 早春に展開するモクレンの冬芽は,南からの日光を浴びて,南側が早く膨らんでくる。それにともない先端が北を指す。このように方向を知ることができる植物を方向指示植物(コンパスプランツ)という。
- ネコヤナギの開花についても同じことが言える。
(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです
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