ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ,学名:Benthamidia japonica,かのんの樹木図鑑
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【ミズキ科 ミズキ属】 | Benthamidia japonica H.Hara | |
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【 山法師 】 別名 /ヤマグワ | ||
●落葉高木(らくようこうぼく) ●高さ:5〜15m ●花期:6〜7月 ●果期:9〜10月 ●分布:本州,四国,九州 |
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参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社)P646 |
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総苞片の色は,普通はヤマボウシは白,ハナミズキは桃色だが,紅花のヤマボウシ(f.rosea)や,白花のハナミズキといった品種も見られる。そのため,花の色では区別できない。 葉での区別は難しいが,しいて言えば,ハナミズキの方が大きく,ふちの波うち方が小さい。また裏面には,ハナミズキは短毛が密生するが,ヤマボウシはほとんど無毛。ただし脈腋については,ヤマボウシの方が明らかに茶褐色の毛が目立つ。 |
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材は硬く割れにくいため,地方によっては樫(カシ)の代用として木槌の頭や,工具の柄などに利用されたらしい。 白い総苞片が美しく,公園樹や街路樹として利用されることも多い。しかし,葉の展開前に開花する北アメリカ原産のハナミズキの方が花が栄えることから,今日その座を奪われつつある。しかし,個人的には日本に在来の清楚なヤマボウシを応援したい気分である。 |
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中央の花序を坊主頭に,白い総苞片を頭巾に見立てたとされる。 | |||||||||||||
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岡山県全域に分布するが,北部及び西部の吉備高原にやや多い。 | |||||||||||||
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