【ミソハギ科 サルスベリ属】 | Lagerstroemia indica | |
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【 百日紅 】 別名 /ヒャクジツコウ | ||
●落葉小高木 ●高さ:10m ●花期:7〜10月 ●果期:10月 ●分布:中国南部原産(江戸時代前期に渡来) |
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参考文献:「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) p616 |
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2003.9.22 岡山市「子供の森」 | |
花弁は6個。先端はフリルのようになり,基部は細い柄のようになる。 雄しべは内側と外側で長さが異なる。外側の6個は長く,葯(やく)は紫色,内側の雄しべは短く,葯は黄色。長短2種類の雄しべを有することで,受粉をより確実にしている。 |
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2003.8.15 岡山県吉備高原 | 2003.9.22 岡山市「子供の森」 |
受粉前には,伸びていた雌しべ・雄しべだが,受粉が済むと萼の内部に巻き込まれていく。 ちなみに,左は,紅花の品種。近年,アメリカで品種改良が進み,赤,白の他にも,紫や八重咲きも作り出されているという。 |
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2007.3.4 岡山市「半田山植物園」 | 2003.8.29 岡山県「21世紀の森」 |
樹皮は名前の通り猿の滑りそうなほどすべらか。時に,美しいまだら模様になっていることもある。 | 本年枝(ほんねんし)には,紅紫色で,薄い稜(りょう)が4個ある。 |
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2003.6.3 岡山県「21世紀の森」 | |
葉には,互生(ごせい)と対生(たいせい)が入り交じる。上の写真のように,葉が2枚ずつならぶ「コクサギ型葉序」も部分的にみられる。 | |
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2003.8.29 岡山県「21世紀の森」 | 2003.10.3 岡山市「生涯学習センター」 |
これはつぼみ。つぼみにも稜(りょう)というのか翼(よく)というのか定かではないが,目立つとっきがある。 | 若い果実(かじつ)。刮ハ(さくか)。 熟すと6裂して中から翼(よく)のついた種子を多数出す。 ※刮ハ(さくか):成熟すると,数室に裂開するもの。 |
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2003.12.22 岡山市「子供の森」 | |
裂開した刮ハ(さくか)。6つに割れている。種子には翼(よく)があり,風散布する。 | |
●備 考●
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