マツ科モミ属モミ,学名:Abies firma,by.かのんの樹木図鑑
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【マツ科 モミ属】 | 学名: Abies firma Siebold et Zucc. | |
【 樅 】 別名 / モミソ,トウモミ,モムノキ | ||
●常緑高木 ●高さ:25m ●花期:5月 (雌雄同株) ●球果:10月 ●分布:本州,四国,九州(屋久島まで) 日本固有種 |
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参考文献 (1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉,2001年,P578 (2) 松井宏光,葉で引く四国の樹木観察図鑑,高知新聞社,2002年,P436 |
ウラジロモミは岡山県には自生しないので,山中で出会うことはないが,クリスマスツリーとして利用されるため,公園樹などで見かけることがある。区別は以下の点でできるようだ。
岡山県内の自生種では,ツガ(マツ科),イヌガヤ(イヌガヤ科),カヤ(イチイ科)が紛らわしい。 ただ,モミの場合は若木や生育の悪い葉では,葉の先端がするどく2裂するという特徴があり,これが確認できればモミで問題ない。→カヤ,イヌガヤ,モミの比較写真 |
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材は白く柔らかで比較的腐りやすく,スギよりも劣るとされるが,建築材や器具材,棺や卒塔婆(そとば)などに用いられる。(1)(2) | |||||||||||||
群落を形成し風にもみ合う様を表したという説や,球果がもろく散ることに由来するという説などがある。 | |||||||||||||
本来,内陸の谷間や湿潤な緩斜面に生育する。 岡山県内は全域に分布。北部から中部にかけて多い。吉備高原においても,高木層を形成しているのをしばしば見かける。 |
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