マチン科ホウライカズラ属チトセカズラ,学名:Gardneria multiflora,かのんの樹木図鑑
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【マチン科 ホウライカズラ属】 学名:Gardneria multiflora Makino
 チトセカズラ
【 千歳葛 】   別名 /−− 
 ●常緑つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:7〜8月
 ●果期:11月
 ●分布:本州(兵庫県,中国地方)
参考文献
高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P302
2006.11.4 岡山県吉備中央町小森
葉は対生(たいせい),葉身は披針形〜長楕円形で,先端は尖り,基部はくさび形。縁は全縁(ぜんえん)で,両面とも無毛。質は厚くしなやか。
2006.11.4 岡山県吉備中央町小森
つるを伸ばして旺盛にアラカシに絡みつき,覆い隠す勢い。チトセカズラは常緑なので,アラカシもたまったものではない。
2007.10.31 岡山県高梁市 2010.1.20 岡山県美咲町
幼木の葉は,葉身が細く,主脈付近に白斑が入ることが多い。 成木の葉。生育段階や環境によって葉の雰囲気が随分異なる。
2010.7.10 岡山県高梁市「臥牛山」
2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」
つるの上部の葉腋(ようえき)から長さ2〜3pの集散花序を出す。6月11日にはつぼみ,7月10日には,花はほぼ終わりかけだった。
2010.1.20 岡山県美咲町
液果。球形で直径約8mm。朱赤色に熟す。種子は2個ずつ。
吉備高原では,崖や林縁部でよく見かけるが,果実を見ることは少ない。
2011.11.3 岡山県高梁市川上町
2010.6.11 岡山県高梁市「臥牛山」 2011.11.3 岡山県高梁市川上町
果期は11月だが,1つだけ果実らしき物が残っていた。
見どころ
吉備高原では,崖や林縁部で普通に見かける種。ただし,花や果実を見かけることは少ない。私の注意不足か?
名の由来
千歳は,長い年月の意。常緑で冬でも生き生きとしている様子に由来しているのではないかと思う。
岡山県情報
分布域は本州の兵庫県及び中国地方に限られている。岡山県内では,中部を中心に普通に見られる。自然林,二次林,渓谷,岩角地,近海の岩場などに生える。(「岡山県野生生物目録2003年度版」)
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