マタタビ科マタタビ属マタタビ,学名:Actinidia polygama,かのんの樹木図鑑
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マタタビ科マタタビ属】  Actinidia polygama Planch. ex Maxim.
  マタタビ  
【 木天寥 】   別名 / ナツウメ(夏梅),コクワ(小桑)
 ●落葉つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:6〜7月 雌雄異株
(雌株は雌花と両性花をつける)
 ●果期:10月
 ●分布:北海道,本州,四国,九州
参考文献
(1) 「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花」(山と渓谷社)P160
(2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P76
2008.6.28 岡山県高梁市
葉は互生
(ごせい)。基部は心形〜切形,先端はやや尾状に尖る。葉の形や大きさは同じ株でも場所によりずいぶん異なる。縁には刺状の鋸歯(きょし)が並ぶ。表面はほぼ無毛,裏面は脈の側面などに縮毛を有するほか,脈腋(みゃくえき)に毛叢(もうそう)があるが,これは後に脱落するという。葉柄(ようへい)は赤味を帯びる。
花期には,花近くの葉は表面の一部または全部が白くなる。
2010.6.19 岡山県加賀郡吉備中央町
白い花を下向きにつけ,花弁(かべん),萼片(がくへん)は5個ある。
雌雄別株(雄花をつける株と,雌花をつける株がある)だが,雌株には雌花と両性花
(りょうせいか)をつけるという雌雄雑居性がある。上写真は,雄花。黄色い葯(やく)をつけた多数の雄しべが目立っている。雌しべは,花柱(かちゅう)が線形で放射状に開出する。これは,マタタビの仲間の特徴である。
 2010.6.19 岡山県加賀郡吉備中央町  2006.6.23 岡山県大平山山腹
右は雄花。左は花弁と雄しべが落ち,萼片(がくへん)と花柱が残ったもの。 両性花(りょうせいか)
2006.5.30 岡山県吉備中央町 2010.6.12 岡山県美咲町
開花にともなって葉が白くなり,花粉を媒介する虫たちにアピールする。 本年枝(ほんねんし)の葉腋(ようえき)に,白い花を下向きにつける。写真はまだつぼみ。
H16.4.27 岡山県吉備中央町 H16.4.27 岡山県吉備中央町
マタタビなのかどうかやや自信がないが,両面の脈上に堅めの毛があり,表面に光沢がないことなどからマタタビと判断した。
2008.8.22 岡山県新見市 2008.8.25 岡山県吉備中央町
未熟な果実(液果)。基部には5個の萼片(がくへん)が残り,先端は尖る。果実酒などに利用される。 マタタビバエが果実に産卵(寄生)してできた虫えい。より珍重される。
2011.11.3 岡山県高梁市川上町
熟した果実。橙黄色になる。

●見分けるポイント●

  1. 岡山県下には,マタタビ属として,本種の他,ウラジロマタタビA. hypoleuca(希少種),サルナシ A. arguta,逸出したキウイフルーツA.chinensis が分布する。ウラジロマタタビについては,私はまだ目にしていない。
    図鑑(※1)にあるミヤママタタビシマサルナシについては「岡山県野生生物目録2003年度版」には記載がないためここでは割愛する。(参考:「岡山県野生生物目録2003年度版」)
マタタビ サルナシ
葉は薄い。
サルナシよりも鋸歯の間隔が広く,,網状脈が目立たない。
葉は厚く,革質。
マタタビよりも鋸歯の間隔が詰み,網状脈が目立つ。
葉柄が短い。 葉柄が長い。
●豆知識●
  1. 葉や茎に含まれるマタタビ酸という揮発性有機酸は,ネコ科の動物が好むことで有名。神経中枢を刺激して,陶酔作用を起こさせるらしい。
     
  2. 果実(かじつ)には辛味と香りがあり,塩漬けや果実酒,漢方薬などになる。マタタビバエが果実に産卵(寄生)してできた虫えいはさらに珍重されるという。
メール(注)作者は樹木の専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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