マメ科ジャケツイバラ亜科ジャケツイバラ属ジャケツイバラ,学名:Caesalpinia decapetala var.japonica,かのんの樹木図鑑
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マメ科 ジャケツイバラ亜科
 ジャケツイバラ属】
 Caesalpinia decapetala var. japonica
  ジャケツイバラ
【 蛇結茨 】   別名 /カワラフジ(河原藤)
 ●つる性落葉低木
 ●高さ:−−
 ●花期:5〜6月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:本州,四国,九州
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社<山溪ハンディ図鑑4>,2001年,P120

2006.5.20 岡山県「半田山植物園」 2009.5.23 岡山県西粟倉村
総状花序(そうじょうかじょ)を立てるようにつける。ジャケツイバラ亜属の花は蝶形花(ちょうけいか)ではない。下に2個,上に3個の花弁があり,上中央の1枚が小さく,赤い蜜標がある。雄しべや雌しべは剥き出しになり,前方へ突き出る。
H16.5.10 岡山県加茂川町 H15.6.14 岡山県吉備高原
黄色い総状花序(そうじょうかじょ)は,たいへんよく目立つ。セセリチョウや,マルハナバチなどがたくさん集まっていた。 これが1羽片。
1羽片には,小葉(しょうよう)が,5〜12対ある。小葉は長楕円形で,全縁(ぜんえん)。
小葉(しょうよう)の付け根に,先端向きの刺がある。
H15.6.14 岡山県吉備高原 H15.8.15 岡山県御津郡御津町
これが1枚の葉。
葉は,2回偶数羽状複葉
(2かいぐうすううじょうふくよう)で,3〜8対の羽片をつける。
羽は夜になると睡眠運動をする。
小葉(しょうよう)のうら面は,粉白色をおびる。小葉の付け根には,逆向きの刺がある。上面とは逆である。
ちなみに,葉裏にとまっていたのは,カノコガ。
H15.8.15 岡山県御津郡御津町 H16.1.4 岡山市「半田山植物園」
若い枝。さらに成長すると木質化がすすみ,太くなる。鋭い刺は,コルク形成層から発達したもので,とても硬い。
2013.1.27 岡山県備前市「鹿久居島」
小枝の棘。上面と下面で逆向きの棘がつく。
H16.1.2 岡山県御津町虎倉 H16.1.2 岡山県御津町虎倉
2013.1.27 岡山県備前市「鹿久居島」
冬芽。複数の冬芽が1列に並ぶ。先端に近く最も大きく成長しているのが主芽,後に並んでいるのが副芽。
名の由来
「蛇結茨」と書く。鋭い棘をもつ枝が地面をのたうつ様を,絡まりあう蛇に見立てたのであろう。
岡山県情報
岡山県全域に広く分布する。海岸付近にも生育する。
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