クワ科クワ属ケグワ,学名:Morus bombycis,かのんの樹木図鑑
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 【クワ科 クワ属】  Morus bombycis
 ケグワ  
【 山桑 】   別名/クワ
 ●落葉低木(らくようていぼく)〜高木(こうぼく)
 ●高さ:4〜15m
 ●花期:5月 (雌雄別株)
 ●果期:6〜7月
 ●分布:本州(和歌山県・中国地方),四国,九州
 
参考文献:「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P319
2008.6.21 岡山県美咲町 2011.6.11 岡山県新見市
H16.11.13 岡山県吉備中央町小森 H16.11.13 岡山県吉備中央町小森
葉は互生(ごせい)。葉身は長さ6〜15pの楕円形。先端は急にとがり,基部は心形。縁には粗い鋸歯(きょし)がある。葉の表面は開出毛(かいしゅつもう)が散生する程度だが,裏面には短毛が密生し,ビロード状の手触り。特に脈上には多い。切れ込みはないものから,5裂するまで多様。
2011.5.15 岡山県新見市
雌雄異株。上と左が雄花序,右が雌花序。本年枝の基部から花序を出す。雄花に雄しべは4個あり,葯(やく)は黄色。雌花の柱頭は2個。花柱や子房には毛が多い。
2011.6.11 岡山県新見市
集合果(しゅうごうか)。最終的には黒紫色に熟し,食べられる。花柱(かちゅう)が残るが短い。
H16.11.13 岡山県吉備中央町小森 H16.11.13 岡山県吉備中央町小森
頂芽(ちょうが)と葉痕(ようこん) 側芽(そくが)と枝の様子。毛が密生している。
2010.1.20 岡山県真庭市
2012.8.24 岡山県新見市
ケグワの幼木が極端に大きな葉をつけているのをよく目にする。ヤマグワやマグワも幼木ではやや大型の葉をつけるが,ケグワほどではないという印象がある。
マグワ(Morus alba)ヤマグワ(Morus bombycis)ヒメコウゾ(Broussonetia kazinoki)とにているが,ケグワは葉裏や葉柄に短毛が密生していることから区別できる。
名の由来
毛の多いクワの意味。
岡山県情報
岡山県内では,中部から北部の西側に分布する。
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