クワ科イチジク属イタビカズラ,学名:Ficus nipponica,by.かのんの樹木図鑑
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 クワ科 イチジク属】  Ficus nipponica
 イタビカズラ
  
【 薜茘葛 】   別名/ ツルイチジク(蔓無花果)
 ●常緑つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:6〜7月  雌雄異株
(しゆういしゅ)
 ●果期:9〜11月
 ●分布:本州(福島・新潟県以西)・四国・九州・沖縄
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社)P342
2) 「葉で引く 四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P64
葉は互生(ごせい),葉身は長楕円状で,長さ6〜13cm,基部は円形で,葉先は尾状に長くとがる。質は堅くぱりっとした感じ。縁は全縁(ぜんえん)。表面には多少の光沢がある。葉脈は裏面にむけてかなり細い脈まで隆起するため,裏面はぼこぼこした手触り。葉身の基部から3脈が伸びる。表面は無毛,裏面も脈沿いにわずかな毛がある程度でほぼ無毛。
2014.11.30 岡山県総社市「和霊山」
側脈は5〜8対あり,主脈に対して50〜60度の角度で分岐する。葉柄には短い伏毛がある。
H15.7.24 岡山県「宇甘渓」 H15.7.24 岡山県「宇甘渓」
H16.12.23 岡山県「鳴滝森林公園」 H15.7.24 岡山県「宇甘渓」
樹皮(じゅひ)は,黒褐色だが,若い枝は,褐色で伏した毛が生える。
H16.12.23 岡山県「鳴滝森林公園」 2005.11.15 岡山県「宇甘渓」
茎から気根(きこん)をだして,樹木や崖をのぼる。この写真は,橋の欄干にのぼっていたもの。 若い果実(かじつ)。直径約1センチ。黒紫色に熟す。果実はヒメイタビよりも小さい。
H16.3.23 岡山県「宇甘渓」 H16.3.23 岡山県「宇甘渓」
冬芽。2枚の芽鱗(がりん)で包まれているように見える。 側芽(そくが)
枝や葉を傷つけると,白い乳液がでるのはイチジク属に共通の分かりやすい特徴。
オオイタビ ヒメイタビ
側脈は4対あり,主脈から30〜40度の角度で分岐する。葉柄には短い伏毛がある。 側脈は5〜8対あり,主脈から50〜60度の角度で分岐する。葉柄には短い伏毛がある。
岡山県情報
暖地の岩上や林縁に生育し,朝鮮半島,台湾,中国大陸南部にも分布する。岡山県内全域に広く分布する。
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