クワ科イチジク属アコウ,学名:Ficus superba var. japonica,by.かのんの樹木図鑑
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 クワ科 イチジク属】 学名 : Ficus superba var. japonica
 ア コ ウ
【 赤榕,赤秀,雀榕 】
 別名 / アコギ,アコノキ,アカウ,タコノキ,アコノッ
 英名 / Banyan Tree 
 ●常緑高木
 ●高さ:10~20m
 ●花期:1年中 ,雌雄同株
 ●果期:1年中
 ●分布:本州(紀伊半島),四国,九州,沖縄
参考文献
1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P334
2) 松井宏光,「葉で引く四国の樹木観察図鑑」(高知新聞社)P269
3) 川原勝征『南九州の樹木図鑑』,南方新社,2009年,P120
4) 多田多恵子,『したたかな植物たち あの手この手の㊙大作戦』,SCC,2002年,P126

2010.1.31 和歌山県白浜町
葉は互生(ごせい),枝先に集まってつく。葉身は楕円形で,長さ8~16㎝,幅4~8㎝,基部は円形,先端は短く尖る。革質で厚く,表面には光沢がある。葉縁は全縁(ぜんえん)。両面とも無毛。葉柄は長さ4~6㎝。
側脈
(そくみゃく)は,途中で分岐し弧をえがき縁には達しない。裏面は細脈が目立つ。
2010.1.31 和歌山県白浜町 2010.1.30 和歌山県白浜町
樹皮は褐色で平坦。周囲3mを超える大木に成長する。 幹の周囲から気根を出す。
2013.8.3 鹿児島県熊毛郡屋久町志戸子
屋久島では,海岸に沿って走る道路から,しばしばアコウの大木を見かけた。
見どころ
幹の周囲に自らの気根を伸ばし,ときに隣接する木に絡んで枯らすことから,ガジュマル(Ficus microcarpa)などと共に絞め殺しの木(Strangler Fig)と呼ばれる。
南西諸島では,防風林,防潮林,垣根,緑陰樹などによく利用されている。(4)
名の由来
和名は,沖縄地方の方言という説がある2)
岡山県情報
紀伊半島,四国及び九州の以南の沿岸部に自生し,台湾,中国大陸南部にも分布。もちろん,岡山県には自生しない。
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