クスノキ科ゲッケイジュ属ゲッケイジュ,学名:Laurus nobilis,かのんの樹木図鑑
もどる ホーム ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!かのんの樹木図鑑,ゲッケイジュ,学名:Laurus nobilis

 【クスノキ科 ゲッケイジュ属】  Laurus nobilis
  ゲッケイジュ
【 月桂樹 】   別名 / ローレル
●常緑高木
●高さ:8〜15m
●花期:4〜5月,雌雄異株,日本には雌株は少ない
●果期:10月
●分布:地中海(沿岸地方)原産 ※明治時代に移入。
参考文献:「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P438
葉身8p,葉柄1p,幅2.5p (04/12/31) 
互生
(ごせい)。葉身は,長さ7〜9cm,幅2〜3.5cm。縁は全縁でこまかに波打っていることが多いが,写真のようにほとんどみられない葉も多い。葉柄は赤味を帯びることが多い。クスノキでは3主脈の合わさるところにダニ室があるが,ゲッケイジュでは,その他の葉脈の分かれ目にも小さなダニ室が見られる。両面とも無毛で,ぱりっとした質感。
葉をちぎってもむと,クスノキ科特有の樟脳(しょうのう)の香りがある。
・果実は楕円形で多肉質,黒紫色に熟す。
・樹皮は灰褐色で,斑点が多い。
H15.1.25 岡山市半田山植物園 H15.2.15 岡山市半田山植物園
葉の縁は波うつのがふつうらしいが,この木は幼木のせいか波うっていない。 葉のうら面のようす。葉柄(ようへい)は赤みをおびる。
H15.12.6 岡山県「国立吉備少年自然の家」 H15.12.6 岡山県「国立吉備少年自然の家」
こちらの葉は見事にふちが波打っているのが分かる。
H15.12.6 岡山県「国立吉備少年自然の家」 H15.12.6 岡山県「国立吉備少年自然の家」
冬芽。 株立ち状で,よく枝分かれする。
2011.5.10 岡山県吉備中央町(植栽) 2011.5.7 岡山県吉備中央町(植栽)
葉腋(ようえき)に淡い黄色の花を付ける。雌雄異株,写真は雄株。日本には雌株は少ないとのこと。
花被片
(かひへん)は4個,雄しべの葯(やく)は2室ある。濃い黄色の小さな点が葯。
見どころ
枝葉や果実には芳香があり,乾燥させた葉は,香辛料のローリエ(ローレル,ベイリーフ)になる。カレーやシチューによく合う。
名の由来
「桂」は香木を意味する。ニッケイ(肉桂)などと同様に,芳香の成分が料理などに利用されていたことに由来する。
岡山県情報
地中海沿岸の常緑高木で,明治時代に移入され,庭園樹などとして植栽されるようになった。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

もどる ホーム


かのんの樹木図鑑 渓舟の昆虫図鑑

Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system