クロウメモドキ科ナツメ属ナツメ,学名:Zizyphus jujuba,かのんの樹木図鑑
 もどる ホーム  ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい!

 【クロウメモドキ科ナツメ属】  Zizyphus jujuba
  ナツメ  
【 棗 】   別名/−−
 ●落葉小高木(らくようしょうこうぼく)
 ●高さ:10m
 ●花期:6〜7月
 ●果期:10〜11月
 ●分布:中国北部原産
 
参考文献
(1) 「山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花A」(山と渓谷社) P511
(2) 千葉喬三監修,山陽新聞社,岡山の樹木,1989年

H15.7.22 岡山県吉備高原「21世紀の森」
核果(かくか)。長楕円形。食感はリンゴに似ていて美味。生食の他,砂糖漬けにしたり,干して菓子の材料にしたり,漢方薬としても用いられたりする。
H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 H15.6.3 岡山県「21世紀の森」
葉は互生(ごせい),基部は円形で先端は鈍く尖る。3脈が目立ち,表面には光沢がある。ふちには不ぞろいの鈍い鋸歯(きょし)がある。 短枝(たんし)には,細い小枝が束生(そくせい)する。
H15.7.22 岡山県「21世紀の森」 2005.6.29 岡山県「21世紀の森」
花はたいへん小さくて目立ちにくい。5弁花で,直径5〜6mm。
短枝
(たんし)に束生(そくせい)する小枝の葉腋(ようえき)に数個ずつつく。
H15.12.28 岡山県「21世紀の森」 H15.6.3 岡山県「21世紀の森」
長枝(ちょうし)には,托葉(たくよう)から変化したトゲが2個ある。 小さく不規則にたての割れ目が入る。
H15.12.28 岡山県「21世紀の森」 H15.12.28 岡山県「21世紀の森」
枝を下から見上げたところ。特ちょうのある枝振り。 これは,おそらく短枝(たんし)
ハマナツメ(Paliurus ramosissimus)は,沿海地の湿地に生育する落葉低木。岡山県内では東部の海岸に分布し,環境省版RDBで「絶滅危惧U類」に岡山県版RDBで「絶滅危惧T類」にランク付けされている。
ナツメに似ており沿海地に生育することからハマナツメの名があるが,ナツメはナツメ属,ハマナツメはハマナツメ属であり,名前ほど近縁ではない。
果実は生食ができるほか,砂糖漬けにしたたり,乾燥したりして食用とされる。乾燥品は生薬名を大棗(たいそう)といい漢方薬としても用いられる。(2)
名の由来
夏に入って芽が出ることから「夏芽」という説や,抹茶を入れる器の棗(なつめ)に果実の形が似ているからとする説がある。
岡山県情報
中国北部原産で,日本へは古い時代に渡来し,各地に植栽されている。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system