クマツヅラ科ハマゴウ属ニンジンボク,学名:Vitex cannabifolia,かのんの樹木図鑑
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 クマツヅラ科 ハマゴウ属】 学名 : Vitex cannabifolia
 ニンジンボク
 
【 人参木 】   別名 / −−
 ●落葉低木
 ●高さ:1〜3m
 ●花期:7〜8月
 ●果期:??
 ●分布:中国原産 (庭木として利用される)
参考文献 山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」P363

2006.8.4 岡山県吉備中央町
道路脇にて,おそらく庭木から逸出したものだろう。枝先や上部の葉腋(ようえき)から円錐形の花序をつける。
2006.8.4 岡山県吉備中央町 2006.8.4 岡山県吉備中央町
淡い紫色の唇形花(しんけいか)。下唇の中央裂片には,黄色と濃紫色の蜜標(みつひょう)が目立ち,白い長毛がある。下唇の中央列片はセイヨウニンジンボクに比べてきわめて大きい。
雄しべと雌しべは,花冠から飛び出す。
2006.8.4 岡山県吉備中央町 2006.8.4 岡山県吉備中央町
掌状複葉(しょうじょうふくよう)。小葉は,3〜5個。写真の個体はほとんど5小葉,たまに3小葉,4小葉がまじっていた。 日当たりの悪いところにある葉には,鋸歯があり,小葉の幅が太いのが目立った。
2006.8.4 岡山県吉備中央町 2006.8.4 岡山県吉備中央町
葉裏の様子。短毛が目立つ。葉軸や主脈には特に多い。 樹皮はなめらか。
山渓の図鑑によると,ニンジンボクは鋸歯有り,セイヨウニンジンボクは全縁(ぜんえん)とあるが,吉備中央町の個体は,鋸歯有りの葉もあるものの基本的には全縁。しかし,小葉の数は3〜5個で,ニンジンボクに一致する。また,花序や花の裂片の様子は,ニンジンボクに似通っている。花の様子を重視してニンジンボクとしたが,園芸品種の可能性もある。
2011.8.9 高知県立牧野植物園
セイヨウニンジンボクは,ヨーロッパ南部原産の落葉低木。葉は小葉が5〜7個で全縁。唇形花の3裂した下唇のうち,中央列片が,ニンジンボクの方が目立って大きい。
名の由来
葉の形がウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)に似ていることに由来。
岡山県情報
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