コショウ科コショウ属フウトウカズラ,学名:Piper kadzura,by.かのんの樹木図鑑
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 【コショウ科 コショウ属】 学名:Piper kadzura (Chois.) Ohwi
 フウトウカズラ
【 風藤葛 】   別名 / 
 ●常緑つる性木本
 ●高さ:−−
 ●花期:5〜6月
 ●果期:11〜3月
 ●分布:本州(関東地方南部以西),四国,九州,沖縄
参考文献
1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P468

2010.1.31 和歌山県白浜町
葉は互生(ごせい),葉身は卵形から長卵形で,葉身は6〜12p,基部は丸形か心形,先端はしだいに細くなり尖る。葉縁は全縁(ぜんえん),質はしなやかで表面には光沢がある。5脈が目立つ。
2010.1.31 和歌山県白浜町 2010.1.31 和歌山県白浜町
裏面には,軟毛が密生する。
2010.1.31 和歌山県白浜町 2010.1.31 和歌山県白浜町
巨樹の幹を丸ごと覆い尽くす勢い。 気根を伸ばし,樹皮をよじ登る。
2010.1.31 和歌山県白浜町
2010.1.31 和歌山県白浜町
同じ林内の林床を這っていた。樹木に登っていたものよりも,葉身が丸みを帯びており,別の植物だと思っていたが,葉脈の様子を見るとこれもハスノハカズラのようだ。林床を這うつるから出る葉は,幅が増し,丸みを帯びるようだ。
▲節から気根を出して,岩や木に付着して這い上る。 ▲果実は最終的に赤色に熟す。
▲つぼみ。花には花弁も萼もない。
2014.8.3 鹿児島県熊毛郡屋久町
本種はコショウ科。
コショウノキは,ジンチョウゲ科。
コショウ(胡椒,Piper nigrum)は,コショウ科の蔓性(つるせい)の常緑多年草。果実を乾燥させて香辛料に用いる。本種の果実は,香辛料としての有用性はない
名の由来
フウトウカズラは,「風藤葛」と書く。私はてっきり「封筒葛」だと思っていた。
岡山県情報
沿海地の林内に生育する。岡山県には自生の記録がない。
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