ナガバノコウヤボウキ,学名:Pertya glabrescens,キク科,コウヤボウキ属,かのんの樹木図鑑
もどる ホーム  ←検索サイトから来られた方は,ホームへおいで下さい 

 【キク科 コウヤボウキ属】  Pertya glabrescens Sch.-Bip.
  ナガバノコウヤボウキ
 
【 長葉の高野箒 】   別名 / −−
 ●落葉小低木
 ●高さ:50〜100p
 ●花期:8〜9月
 ●果期:11月〜12月
 ●分布:本州(宮城県以南),四国,九州 (日本固有種)
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑5〉,2001年,P486
(2)  岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年

2005.9.11 岡山県自然保護センター
2003.7.27 岡山県自然保護センター
頭花(とうか)は,筒状花(とうじょうか)が10数個集まっている。
本年枝には花をつけず,2年枝にのみ花をつける。花冠は5裂し,裂片は線形で強く反り返る。
雄しべは5個,雌しべは1個あり,花冠から突出する。
2年枝には,やや細長い葉が束生
(そくせい)する。
2003.7.27 岡山県自然保護センター
本年枝(ほんねんし)の葉は卵形。2年枝につく葉のように束生はせず互生(ごせい)。縁には鋭く小さい鋸歯(きょし)がまばらにある。やや3脈が目立ち,細脈は目立たない。表面は無毛で,裏面の主脈上に微毛がある。
2012.10.20 岡山県真庭市落合垂水
そう果は,長さ約7o,冠毛があり,風により散布される。
  葉   毛
コウヤボウキ 本年枝の先端に1つつく 鋸歯がまばら,細脈まで目立つ 無毛,主脈上に微毛 
ナガバノコウヤボウキ 2年枝につき,本年枝にはつかない,花期がやや早い 鋭く小さな鋸歯,細脈は目立たない 枝や葉に多い
名の由来
葉が長いコウヤボウキの意味。コウヤボウキは,高野山で枝を箒の材料に用いたことによる。
岡山県情報
岡山県内では,コウヤボウキは県内全域に自生,ナガバノコウヤボウキは,中北部の蛇紋岩地に多く自生する。
メール(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

 もどる ホーム


Copyright(C) 2003.9- Kanon All Rights Reserved.

inserted by FC2 system