カエデ科カエデ属ハウチワカエデ,学名:Acer japonicum Thunb.,かのんの樹木図鑑
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 【カエデ科 カエデ属】 Acer japonicum Thunb.
 ハウチワカエデ  
【 羽団扇楓 】   別名/ メイゲツカエデ
 ●落葉高木
 ●高さ:5〜10m
 ●花期:4〜5月 雌雄同株(しゆうどうしゅ)
 ●果期:7〜9月
 ●分布:北海道,本州 (日本固有種)
参考文献
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑4〉,2001年,P328

2006.11.3 岡山県立森林公園
ハウチワカエデで葉柄(ようへい)の長さが葉身の1/2以下。コハウチワカエデは葉柄の長さが,葉身と同長または,2/3で,有毛なのが特徴。
H15.7.23 岡山県加茂川町「21世紀の森」 H15.7.23 岡山県加茂川町「21世紀の森」
掌状(しょうじょう)に,7〜11に浅裂または,中裂する。葉柄は葉身の2分の1以下。 葉裏や,主脈(しゅみゃく),脈腋(みゃくえき),葉柄(ようへい)などに毛が密生する。
H15.7.23 岡山県加茂川町「21世紀の森」 H16.11.9 岡山県吉備高原「21世紀の森」
葉の縁には,重鋸歯(じゅうきょし)がある。
2007.5.3  岡山県立森林公園
葉の展開と同時に開花し,紅紫色の花10〜15個からなる散房花序をつける。雌雄同株で,ひとつの花序の中に,雄花と両性花が混在する。左の写真では,ひとつの花から,雌しべが飛び出しているのが見受けられる。花弁と萼片(がくへん)は5個,雄しべは8個ある。
2009.5.23 岡山県西粟倉村 2009.5.23 岡山県西粟倉村
2009.5.23 岡山県西粟倉村 2009.5.23 岡山県西粟倉村
H16.11.9 岡山県吉備高原「21世紀の森」 H16.11.9 岡山県吉備高原「21世紀の森」
2013.5.12 岡山県新見市神郷町油野「三室峡」

●見分けるポイント●
  1. ハウチワカエデ(Acer japonicum)
    ・葉柄の長さが,葉身の2分の1以下
     
  2. オオイタヤメイゲツ Acer shirasawanum Koidzumi
    ・葉柄の長さが,葉身と同長または,3分の2で,無毛
     
  3. コハウチワカエデ Acer sieboldianum
    ・葉柄の長さが,葉身と同長または,3分の2で,有毛

●備   考●

  1. ハウチワカエデは,岡山県では北部で普通に分布する。

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