カバノキ科カバノキ属ミズメ(アズサ,ヨクソミネバリ),学名:Betula grossa,かのんの樹木図鑑
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 カバノキ科 カバノキ属】 学名 : Betula grossa
 ミ ズ メ
【 水芽 】   別名 / アズサ,ヨグソミネバリ,アズサカンバ 
 ●落葉高木
 ●高さ:15〜25m
 ●花期:4月 雌雄同株,花は葉の展開と同時に開く
 ●果期:10月
 ●分布:本州(岩手県以西),四国,九州(高隈山まで) 日本固有
参考図書
(1) 高橋秀男・勝山輝男監修『樹に咲く花』山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑3〉,2001年,P148

2011.10.10 岡山県立森林公園
2005.11.27 岡山県「半田山植物園」
葉は互生(ごせい)。ただし,短枝(たんし)には一対つく。葉身は卵形で長さ3〜10cm。縁には鋭い重鋸歯(じゅうきょし)がある。側脈は8〜14対。
2011.10.10 岡山県立森林公園
果穂は長さ2〜4pの楕円形で上向きにつく。
2005.11.26 岡山県「森林公園」 2005.11.26 岡山県「森林公園」
冬芽。芽鱗(がりん)は4個あるらしい。 短枝(たんし)の冬芽。
2011.10.10 岡山県立森林公園 2011.10.10 岡山県立森林公園
枝には短枝(たんし)が多い。
2005.11.26 岡山県「森林公園」 2005.1.14 岡山県「半田山植物園」
若木の樹皮。横向きの皮目(ひもく)が目立つ。一見するとサクラの仲間と思いそうだ。
県立森林公園のものには「ヨグソミネバリ」の札がかかっており,その時はミズメとは気付かなかった。
老木になると,縦の割れ目が目立つようになる。
2012.8.29 岡山県新見市「雄山・雌山」
見どころ
・樹皮を傷付けたり,小枝を折ると,サリチル酸メチルのにおいがする。いわゆるサロンパスのにおい
・若い樹皮には,サクラの樹皮を思わせる横向きの皮目が多い。
名の由来
・ミズメ(水芽)は,枝を傷付けると樹液が滴ることに由来。
・ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)は,ヨグソ(夜糞)はサリチル酸メチルの臭いに由来。ミネハリ(峰榛)は,山地に多いハンノキの意味で,ハンノキは別名ハリノキ(榛の木)とも言う。
岡山県情報
・岡山県内では北部を中心に自生する。(岡山県野生生物目録2003岡山)
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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