カバノキ科ハシバミ属ハシバミ,学名:Corylus heterophylla var. thunbergii,かのんの樹木図鑑
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 【カバノキ科 ハシバミ属】  Corylus heterophylla var. thunbergii
 ハシバミ  
【 榛 】   別名/ オオハシバミ,オヒョウハシバミ
 ●落葉低木
 ●高さ:1〜5m
 ●花期:3〜4月  雌雄同株,花は葉の展開前に開く。
 ●果期:9〜10月
 ●分布:北海道,本州,九州
参考文献
1) 「山渓ハンディ図鑑3 樹に咲く花 離弁花@」(山と渓谷社) P204

2) 牧野新日本植物図鑑」(北隆館)

2011.5.17 岡山県新見市「鯉が窪湿原」
葉は互生(ごせい)。葉身は広倒卵形で長さ6〜12cm。基部は心形,先端は突出する。縁には不揃いの重鋸歯(じゅうきょし)がある。表面ははじめ有毛だが,後に無毛。裏面は短い開出毛がある。
若い葉には,紫班がよく見られる。
2011.5.17 岡山県新見市「鯉が窪湿原」 2011.5.17 岡山県新見市「鯉が窪湿原」
展開して間もない葉には,腺毛(せんもう)や軟毛が多い。
H15.1.18 岡山市「半田山植物園」植物園 H15.1.18 岡山市「半田山植物園」植物園
H15.7.20 岡山市「半田山植物園」植物園 H15.7.20 岡山市「半田山植物園」植物園
近縁に以下の種がある。
・ツノハシバミ (Corylus sieboldiana)
・セイヨウハシバミ(ヘーゼルナッツ)(Corylus avellana)
セイヨウハシバミの果実であるヘーゼルナッツ同様,堅果(けんか)が食用になる。ツノハシバミも同様。
名の由来
榛柴実(はりしばみ)からの転訛したという説と,葉にしわが多いので葉皺(はしわ)が転訛したという説がある2)
別名のオオハシバミは,ツノハシバミと比して堅果が大きいという意ではないかと思う。オヒョウハシバミは,葉がオヒョウに似ていることによる1)
岡山県情報
岡山県版RDBで絶滅危惧U類に指定され,岡山県北西部と中部の限られた地域にのみ自生する。
岡山市「半田山植物園」に植栽された株がある。
(注)作者は専門家ではありません。あくまで趣味のページですので,まちがった情報もあるかもしれません。まちがいを発見された場合ご一報いただければ幸いです

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