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 【イチイ科 イチイ属】 学名 : Taxus cuspidata
  イチイ  
【一位】 別名/アララギ、オンコ(北海道、東北)
 ●常緑高木
 ●高さ:20m
 ●花期:3〜5月  雌雄別株(まれに同株)
 ●種子:9〜10月
 ●分布:北海道,本州,九州 (亜高山帯・寒冷地)
参考文献
(1)山と渓谷社「山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花」P656
(2)岡山県編,岡山県野生生物目録2009,岡山県生活環境部自然環境課,2009年
H16.12.23 岡山県「鳴滝森林公園」
葉の長さが約2p強といったところ。先端は鋭く尖るが,触れてもまったく痛くない。葉はほぼ2列にならんでいる。
表面の中央部に盛り上がった部分あり,2本のラインがあるように見える。
裏面には2本の気孔帯(きこうたい)がはしるが,あまり白くなく,イヌガヤやカヤの様に目立たない。
2017.5.21 広島県「道後山」
H14.12.28 高知市
高知城かその周辺に記念植樹されていたもの。本来の生育地は寒冷地や亜高山帯なのだが高知市内でも生育することは可能なようだ。
  • キャラボク(Taxus cuspidata var. nana)
    キャラボクはイチイの変種。高さ0.5〜2mと小振りで,葉の長さは1〜2p、不規則な螺旋状につくのが特徴。生け垣などに利用されているのを目にすることがある。
     
  • イヌガヤ(Cephalotaxus harringtonia)
    イヌガヤは葉が3〜5pとかなり大きく,先端部はイチイに比べるとやや堅く,ふれると多少痛い。(ただし、イヌガヤ、ハイイヌガヤはイヌガヤ科)
名の由来
「イチ」は程度が甚だしいことを意味し、「イ」(旧仮名遣いでは、「ヒ」)は、緋色を意味する説がある。イチイガシ(一位樫)というブナ科の樹木があるが、いずれも材の色は赤みを帯びるという。
岡山県情報
岡山県内には、イチイは分布しない。同じイチイ科では、カヤ(ホンガヤ)及び、カヤが日本海側の多雪地帯に適応した変種とされるチャボガヤが分布している。
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